Vol. 13: スポーツ感覚で対人戦争を満喫できるMMORPG『ファンタジーアース ゼロ』
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Vol. 13: スポーツ感覚で対人戦争を満喫できるMMORPG『ファンタジーアース ゼロ』
今回紹介するゲームは『ファンタジーアース ゼロ』。人気ゴルフゲーム『スカッとゴルフ パンヤ』や、本コラムでも以前紹介した『CABAL ONLINE』のゲームポットが運営するMMORPGです。このゲームは、気軽に対人戦争が楽しめるシステムが最大の特徴。ひと言に"対人戦"と聞くと、プレイヤーがプレイヤーを倒すシステムから一般的にネガティブなイメージがつきまといがちです。でも本タイトルは、初めから対人戦をシステムの根幹に組み込み、最大100人が入り乱れる戦場が常にオープンしているという仕組み。戦場で活躍して自軍を勝利に導くという、単純明快な目的からスポーツ感覚で戦争に参加できちゃうワケです。そんな本作は、つい先日の12月8日にオープンβテストが開始さればかり。これから参加するには絶好のタイミングですよ?!
ゲームの舞台となるメルファリアには6つの大陸があり、対立しあう5つの国家が存在する。獣の呪いを受けし王が治める"ネツァワル"、賢人王が治める"エルソード"、姫将軍が治める"ホルデイン"、皇帝が治める"ゲブランド"、エルフの女王が治める"カセドリア"。各国がほかの国の領地へ進軍する際にポイントとなるのが、メルファリア中央に位置する無所属エリア"エスセティア"大陸。どの国家もエスセティアを経由しないと他国へ行けないため、支配権を巡って激しい戦闘が繰り広げられているのだ。そのため、エスセティアの各拠点には大部隊が進軍し、昼夜を問わず常に争奪戦が展開されている。
▲ネツァワル王国は、かつては鉱物資源に恵まれ、武具生産で発展した国家。獣人の姿をした王"ヒュンケル"が統治し、シンボルカラーは赤。
▲カセドリア連合王国は、もともとゲブランド帝国の領土から独立した国々が集結した連合体。エルフ族の女王"ティファリス"が統治し、シンボルカラーは緑。
▲エルソード王国は、世界中から優れた研究者が集まる先進国家。"賢人王"と呼ばれる"ナイアス・エルソード"が治め、シンボルカラーは青。
▲ホルデイン王国は、長期に渡る内乱が平定されたばかりの新しい国家。革命を率いた元羊飼いの少女"ワドリーテ"が統治し、シンボルカラーは黄色。
▲ゲブランド王国は、古くから栄えつつも反乱やカセドリア独立を経て、復興を目指す国家。前皇帝と平民の間に生まれた新皇帝"ライル"が統治し、シンボルカラーは水色。
本作で選択できるクラスは、"ウォリアー"、"スカウト"、"ソーサラー"の3種類。近接攻撃を得意とするウォリアーは、最前線で戦う花形的クラス。スカウトは隠密行動に長け、一撃必殺の近接技や弓を用いた遠距離攻撃が可能だ。ソーサラーは、3系統の魔法を使い、追加効果のある遠距離攻撃が魅力。それぞれ攻撃方法や装備などが異なり、戦場での戦い方が変わってくるのだ。
戦場では各クラスごとに習得できるスキルを駆使して戦う。各クラスが専攻できるスキル系統は複数あり、自分のプレイスタイルに合ったキャラ育成が可能だ。例えば、ウォリアーは攻撃力重視の両手武器スキルと味方を補助する片手武器用スキルが選べる。前線で数多くの敵を倒しまくりたい人は両手武器、味方と連携しながら戦いたい人は片手武器といった感じで、活躍できるフィールドが多岐にわたっているのだ。
▲キャラメイクでは、キャラの性別や体型、髪型など見た目のカスタマイズが可能。
▲ウォリアーは、自ら敵陣に切り込む派手なスキルが多く用意されている。
▲スカウトは敵の視界から隠れるスキル"ハイド"を持っている。
▲ソーサラーは、予備動作"詠唱"を唱えておくことで上位魔法が使用可能になる。
大陸内に数多くあるフィールドは、戦争状態と平和状態で性質が異なる。平和状態のフィールドには、多様なモンスターが生息している。モンスターを退治すると、お金やアイテムを落とすので序盤のレベル上げやお金稼ぎに最適。特にお金はモンスターを退治することでしか得られないので、装備を揃えるために貯めておこう。戦争状態のフィールドは、隣接国家の軍団が攻め入って防御側との戦争が展開されている状態。侵攻側に属するプレイヤーは領土拡大のため、防御側のプレイヤーは領地防衛のため、近隣のほかの国家のプレイヤーは、いずれかの側に傭兵として参戦できる。戦争が終わると勝敗によって支配権が移行するぞ。
▲平和状態のフィールド。序盤はモンスターを相手にレベルを上げよう。
▲フィールドでお金を貯めたら、首都でお目当ての装備を揃える。
▲戦争状態のフィールドの情報画面。参加条件を満たしていれば戦争に参加できる。
戦争は侵攻側が防御側に宣戦布告することで発生する。宣戦布告は侵攻側の軍団が自軍領地に隣接したフィールドにキープを建設することで可能。宣戦布告すると、数分の戦争準備期間を経て戦争が開始される。1回の戦争で定められた制限時間は60分、参加人数は最大50対50の計100人。迫力の多人数対戦の幕開けだ!
戦争の勝利条件は、相手拠点の耐久ゲージをゼロにすること。拠点にダメージを与える方法は4パターン。敵プレイヤーの撃破数、敵建築物の破壊、支配領域の拡大、拠点への直接攻撃の総計を算出し、よりダメージを与えた側が勝利するルールだ。
また、戦争では戦況を大きく左右する3つの要素が存在する。クリスタル、建築物、召還モンスターで、これらを戦術的に活用することが勝利への近道だ。建築物やクリスタルは、支配領域の拡大や召還モンスターを呼び出す際に必要な資源。召還モンスターは、種類によって強力な攻撃力や効果を発揮する戦術兵器だ。これらの使い方次第で戦況は千変万化する。プレイヤー同士の総力戦に終始せず、仲間と連携した戦略を楽しめるのが最大のポイントなのだ。大まかな戦争の流れとしては、戦争開始と同時にクリスタルを採集→建築物を敷設して支配領域を拡大→召還モンスターで侵攻→戦争終了、といった感じ。迅速かつ的確に行動することが戦況を有利にするコツなのだ。
制限時間がなくなるか、いずれかの拠点ゲージがゼロになると戦争終了。戦いが終わると戦績画面が表示され、戦いに応じた経験値と"リング"をもらえる。リングは戦争に参加することでのみ得られ、首都のリングショップで高性能な装備を交換できる。たくさんの戦場を経験してリングを貯め、より高性能な装備をゲットするのだ!
▲昼夜を問わず、各地のフィールドでは戦争状態になっている場所が複数あるのだ。
▲ゲージ上が侵攻側、下が防御側を表わす。ゲージウインドー下部の目盛りは制限時間で、目盛りが右に到達すると戦争終了。
▲戦争開始直後は、キープ近くにあるクリスタルを収集しよう。建築物を建てる資源を貯めるのだ。
▲"オベリスク"は、もっとも広い支配領域を持つ建築物。序盤の支配領域はオベリスクの数で決まる。
▲周囲にいる敵プレイヤーの視界を奪う"レイス"。特性の異なる召還モンスターで敵を追いつめるのだ。
▲召還モンスターも揃ったら、全軍で敵拠点を目指す。立ちはだかるプレイヤーを葬るべし。
▲この戦争では防御側が侵攻側の耐久ゲージをゼロにして勝利。戦いに応じた経験値とリングをもらえる。
ネットゲームは1回のプレイに長時間を費やしてしまうことが多いけれど、本作の戦争は最長でも1時間で終わるため、気軽に参加できるのがウリ。FPSのようなアクション性の高いシステムが、カジュアルに楽しめるヒミツなのです。オープンベータテスト開始初期は、プレイヤー多数のためにサーバートラブルが起こり、断続的にゲームに参加できない症状が見られたものの、現在は解消されて問題なくプレイできる状態。今後も新しい要素が追加され、さらに進化していく『ファンタジーアース ゼロ』にゼヒ参戦しましょう!
ライター経歴
小松ヌンチャク
1976 年長野県生まれ。アスキー、エンターブレインより刊行されていたパソコン誌『テックウィン』編集部に在籍した後、フリーランスとなる。現在プレイしている MMORPGは『大航海時代 Online』と『World of Warcraft』。どちらもサービス開始初期から遊んでるのに、まったくキャラが育たないのはどういうことか悩み中。
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