引用:
2F
ラグ:「ぜーっ、ぜーっ・・・」
ライ:「はあはあはあ・・・」
ミュウ:「そんなに疲れるほど走ったかなあ。」
ラグ:「お前どこにいた!?」
ライ:「仲間を見捨てて逃げるなんて仲間失格だ!」
ミュウ:「がびーん」
ラグ:「がびーんじゃねえよ」
ライ:「そーだぞ!いや〜ラグは20年ぶりにいいこと言った」
ラグ:(20年ぶりって・・・オレはそんなにいいことを言わないヤツだったのか?)
ミュウ:(20年ぶりって・・・二人が出会ったときからもう20年は経ってるっていうこと?ということは二人とも20才越えてるんだ・・・)
ライ:(あ・・・20年ぶりじゃなくて2年ぶりだったな・・・たしかラグは、「おまえにやるよ」ってオレンのみくれたんだっけ・・・ああ、とってもいいこと言ったんだなあ、あのときのラグは。)
互いに違うことを思いながら、三匹は3Fへの階段を上ったのだった。
続く
3F
3Fに来たとたん、ライが言った。
ライ:「腹減った〜」
ラグ&ミュウ:(ええ〜!)
ライ:「ほらな、ラグ。セカイイチはないし、リンゴ盗んできといて正解だっただろ。」
ラグ:「・・・おまえどんだけ腹減るの早いの?」
ミュウ:「そうそう、どんだけ〜」
ライ:「???これが一般だろ?」
ラグ&ミュウ(はあ〜!?一般!?3Fのぼって腹減るのが一般!?)
二匹にはお構いなく、ライはリンゴをむしゃむしゃ食べた。
ライ:「ああ、腹いっぱい。むしゃむしゃ食べて、青虫か!なんて、ハハハ。」
こごえる風!
ラグとミュウに20ダメージ
ラグ:「シーン・・・」
ミュウ:(こんなに静かになったのは、みんなの前でドンズベリしたとき以来だ・・・)
(どうやらミュウは、ドンズベリした苦い経験があるようです。)
ライ:「何でダメージ受けてんだよ」
ラグ:「・・・いいか、ライ。正しい漫才というのは、こういうのを言うんだ。行くぞ、ミュウ!」
ミュウ:「はいっ!師匠!」
ラグ:(この二人、いつから師弟関係に?)
ラグ&ミュウ「ど〜も〜」
ラグ:「ぼくらはね、ついに幸せの塔に入ったわけですよ。」
ミュウ:「そうですよ。何か?」
ラグ:「ラッキーに会うのが、目的なんですよ。」
ミュウ:「へえ。」
ラグ:「でも、ラッキーに会うのは難しいので、会えたらそれこそラッキー!なんて。」
ミュウ:「寒いよっ!北極より寒いよう!」
ラグ:「北極行ったことあるの?」
ミュウ:「ないよ」
ラグ:「じゃあ北極より寒いなんて分からないじゃないか!」
ミュウ:「黙れい!」
ラグ:「なんじゃい」
ミュウ:「行ったことなくてもそれくらいわかるわい!」
ラグ:「じゃ・・・って、なんでぼくらじいさんになってるんだよ!」
ミュウ:「知らない・・・」
ライ:「ストーップ!敵襲だ!」
ミュウ:(えー、これからが本番なのに・・・)
ラグ:「それじゃしかたない!行くぞ!」
ミュウ:(そうだ!ラグとライを勝手に突っ込もう!)
ラグ:「行くぞー!」
ミュウ:「なんでやねん!」べしっ
ラグ:「なんでやねん・・・って・・・」
ライ:「いっけぇ!でんこうせっか!」
ミュウ:「なんでやねん!」
ライ:「いや、なんでやねんって言われても・・・」
ミュウ:「なんでやねんなんでやねんなんでだろう〜♪あれ?」
ラグ&ライ:「邪魔するヤツは引っこんでろ!」
ミュウ:(がびーん)
ミュウはがびーんになってばっかりですね。
続く!