あるOLがアパートで一人暮らししていた。彼女は生まれつき心臓に持病を抱えていた。そんな彼女の唯一の楽しみがお風呂入ることだった。古いアパートだが一応旧型の追い焚き風呂がついている。
「今日は寒いから気持ちいいだろうなぁ」
と思いながら湯船につかった。しかしぬるい。そこで湯船につかったまま追い焚きのスイッチをひねった。ところが次の瞬間気づかないうちにたまっていた疲労のせいで心臓麻痺を起こしそのまま絶命してしまった。
2日後、真面目な彼女が無断欠勤を続けていることを不審に思った上司が彼女の家に訪れた。
風呂の電気がついている。
「やっぱりいたのか」
そう思った上司は外から声をかけた。しかし返事はない。
結局大家に事情を説明し部屋に入れてもらうことにした。
おかしなことに部屋の中は暖房をめいいっぱいきかせたかのように暑い。
すると風呂から異臭が…。
まさかと思い風呂場にいくと変わり果てた彼女の姿が…。
とにかく風呂から出そうと、彼女の腕をつかみ上げようとしたとたん、腕の肉がもげ骨だけがバシャンと音をたて湯船を叩いた。
そう彼女は追い焚きをつけたまま亡くなったためトロトロに煮込まれたのである。