『ワンダーキング』は、ネットマーブルのCJインターネットジャパンが運営するオンラインRPG。5月31日にオープンβテストが開始されたばかりの新しいタイトルです。気軽に遊べることを重点に置いたゲームで、操作方法がカンタン、ノートPCでも軽快に動くように設計されてます。カジュアルに楽しめるので初心者プレイヤーも遊びやすく、かつ幅広いスペックのPCで動くので間口の広いタイトルなんですね。というワケで今回は、『ワンダーキング』の魅力をお贈りしま〜す。

本作で選べる職業は"剣士"、"魔法使い"、"弓使い"、"シーフ"の4種類。剣士は基本ステータスが高く、前衛でガシガシ戦うタイプ、魔法使いは、攻撃と回復魔法を駆使する。弓使いは、得意の弓で遠距離から味方を援護し、すばやさに秀でたシーフは、攻撃回数や回避能力の高さで敵を翻弄するのが特徴。キャラを作成する際には、自分のプレイスタイルに合った職業を選択しよう。

キャラ作成画面では、職業と性別、髪の色、衣服の色などを選択して自分好みのキャラを作る。キャラを作り、初めてログインするとチュートリアルを兼ねたオープニングに移行するぞ。本作の背景は魔界の支配下に置かれてしまった世界を取り戻すため、唯一結界に守られたエルフの首都"エルガイル"にプレイヤーが導かれるというもの。この世界への導き手である女神"ディエロナ"が基本的な情報をナビゲートしてくれる。オープニングでは、基本的な操作方法をひとつずつ習得していく。ここでポイントなのがゲームシステムが"横スクロールアクション"であるところ。アクションゲームなので、基本的な操作が攻撃とジャンプ、方向キーのみで完結してしまうのだ。これらの組み合わせでアクション部分はオーケー、マウスに至っては使わなくても支障なく遊べる。あとは各部のショートカットキーを用いるだけなのだ。シンプルなキー操作で、ゲームをあまりプレイしないカジュアルゲーマーでも混乱なく遊べる。また、ゲームパッドに対応しているので、コンシューマー機に慣れた人でも違和感なくプレイできるのだ。

▲キャラメイク画面。職業と性別、見た目のカスタマイズが可能。

▲チュートリアルを兼ねたオープニング。基本コマンドとストーリーを学べる。

▲ディエロナが街にいるNPCの役割や会話方法などを伝授するぞ。

▲横視点のフィールドを、アクションを駆使して進んでいくのだ。

コマンド表

序盤の拠点となるエルガイルには、様々なNPCが住んでいる。頭上に"！"マークが表示されたNPCは、ミッションを持っている印。話しかけることでミッションを受けられる。ミッションは、離れた場所にいるNPCへのお使い系や特定のモンスターを規定数倒す狩り系、アイテムを集めるコレクション系など、バリエーション豊かな依頼を用意。街の外のフィールドで普通に狩りを繰り返すより、効率よく経験値を稼げる。経験値のほかに報酬にアイテムをもらえたり、ミッションを通じて世界背景を学べるなど得られるものも多い。また、複数のミッションからなるシリーズものも多いので、受けられるミッションは片っ端からこなしていくのがオススメだ。

プレイ序盤のキャラ育成は、普通にミッションをこなすだけでみるみるレベルが上がっていく。筆者は初ログインから約2時間ほどプレイしただけでレベル10まで到達できた。レベルが上がると、ステータスに割り振れるボーナスポイントと特殊スキルを習得＆強化するスキルポイントを得られる。各ポイントを割り振って、自分好みのキャラに育てるのだ。また、レベルが上がると新たに受けられるミッションも増える。キャラレベルに合った狩り場やモンスターを相手にするため、適性なキャラ育成が可能。目に見えないガイドのような役割を担っているのだ。

数あるミッションのなかには、特別な依頼が存在する。例えば、制限時間内に目的を破壊したり、強力なボスを倒すものなど、通常より難易度の高い内容が特徴。普通のミッションとは異なり、ソロプレイで達成することは困難だ。ほかのプレイヤーとパーティーを組めば、ハードルもグッと低くなるぞ。晴れてミッションを達成すると、任意の職業に転職できたり、生産活動が可能になったりと特別な報酬を得られる。これらはそれぞれの成長度に応じて用意された、プレイの幅を広げるための重要な関門。心してチャレンジしよう！

▲頭上に"！"マークが表示されたNPCからミッションを受けられる。

▲野外フィールドでは、モンスターが次々と出現してくる。ガンガン倒そう。

▲レベルが上がったら、ボーナスポイントを割り振ってキャラを強化。

▲5分以内にターゲットを破壊する特別ミッション。刻々と迫るタイムリミットに白熱！

『ワンダーキング』はアクション主体の内容ながら、オンラインRPGにはおなじみの生産スキルもちゃんと搭載している。武器や防具、各種アイテムを自らの手で作成できるぞ。本作で学べる生産技術は武器、防具、補助アイテム、錬金術、料理の全5種類。各技術を習得するためには、特定のミッションを達成することが必要だ。料理はレベル5で受けられる『コックの条件』を達成することで料理に必要な"料理本"をもらえる。料理以外の4種類は、レベル8で受けられる『熟練度について』と『調合機ゲット』を達成することで4種類の"調合機"からひとつをもらえる。つまり、料理はだれでも習得可能な反面、調合機を使う技術は1キャラにつき、ひとつしか習得できない。プレイキャラにどの技術を専攻させるか、じっくり考えて決めよう。

技術習得後は、作りたいアイテムのレシピと材料を揃えれば生産が可能になる。ここでは例として、料理の"フルーツミックス"の作り方を紹介するぞ。まず、レシピは料理NPCの"クックニャン"からフルーツミックスのレシピを購入＆習得する。次に、材料となるリンゴ6個、イチゴ3個を集める。材料はモンスターから稀にドロップされるので、狩りをしながら材料を揃えるのだ。材料が集まったら、料理本を右クリックして"調理調合ウィンドウ"を表示。ふたつの材料を登録して"料理する"ボタンをクリックすればフルーツミックスの完成だ。料理とは異なり、調合機を使う技術には"熟練度"があり、数値によっては失敗の可能性もある。一流の職人になるためには、生産を繰り返して熟練度を上げ、より高位のアイテムを安定して作れるようになることが大事なのだ。

任意の分野の技術を専攻し、アイテムを作れるようになったら"オープンマーケット"に出品しよう。オープンマーケットは、プレイヤー個人がアイテムを売りに出せる個人商店。生産品や不要なアイテムを出品して、ほかのプレイヤーに販売できる。冒険をつづけると、自分の生産では使わないアイテムが手に入ることが多い。普通に店売りで処分することもできるけど、ほかの技術を専攻しているプレイヤーにとっては必要な材料かもしれない。オープンマーケットに出せば、意外な需要があるかもしれないぞ。

▲料理ミッション。"クックニャン"から出題されるクイズにすべて正解したら達成。

▲料理本をゲットしたら、レシピを購入して習得しよう。

▲材料を登録して調理。HP＋50のフルーツミックスができる。

▲オープンマーケットでは多彩なアイテムが出品されている。見て回るだけでも楽しいぞ。

冒頭で紹介したとおり、『ワンダーキング』はオープンβテストが始まったばかり。ここで紹介している部分は全体の魅力ほんの一部分。レベルが上がれば、転職も可能になるし、自分だけの"マイホーム"を持つことも可能です。さらにオープンβテストということもあり、未実装の要素が多く控えているんですね。プレイヤー同士で対戦できる"PvP"やギルド戦も実装予定なので、今後のアップデートが楽しみです。皆さんもゲームに参加して、進化している最中の『ワンダーキング』の未来を、その目で確かめてみてはどうでしょう？