正直……星五つではとても足りない!!!(マテ

モンスターや魔法のカードを使って戦うカードバトルと、臨場感溢れるサウンドノベルが融合した、一風変わったこのゲーム。

幾つかあるゲームモードのうち、メインとなるのが「ストーリモード」。大まかに言えば、物語を読み進めていき、敵と遭遇したらカードバトルといった感じです。

ノベルパートは選択肢でストーリや主人公の性格タイプが変わり、それによってシナリオが分岐していく。シナリオは分岐等を含め、全23シナリオとなっています。
このシナリオがかなりの出来であり、味のある世界観を創り上げています。時に楽しく、時に熱く、時に悲しく…随所にスタッフの作品への愛を感じ、正直感動しました。

バトルパートは物語中等で得たカードを用いて最大40枚のカードデッキを作って戦います。
ここで注目なのは、カードゲームでありながら、戦闘はリアルタイム方式を採用している点です。これにより、手に汗握る、緊張感溢れるバトルが味わえる上、カードバトルゲームにありがちな「相手の操作を待つストレス」が解消されているのです。
さらに、プレイヤーとモンスターにはレベルがあり、戦闘後に得られる経験値でレベルアップしていきます。また、一定以上のレベルになる事で上級モンスターにクラスアップする事もあり、自分のモンスターやデッキに愛着が持てるのもポイント。

カードの区分は「モンスター」「スペル」「アイテム」「フォーメーション」の四種、総数400枚にも及びますので、それをコンプリートするのも一つの楽しみです。
また、カードの原画には著名なイラストレーターや漫画家を起用しており、中にはその作家の後の作品に影響を及ぼしたと思える原画もいくつか…

ゲームモードは上記したストーリモードの他に、友達やCPUとの対戦が出来る「バトルアリーナ」、集めたカードとその逸話が見られる「カードミュージアム」などがあります。
特にカードの逸話は一読の価値有りです。ためになります、笑えます(こっち重要/笑)。

世に日の目を見ない、いわゆる「隠れゲー」の中でも、この「エンドセクター」は非常に良作であると、自分は胸を張ってお勧めできます!