ワザップ!フォーラム
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東京都の整った街並みを白鳥恐気(しろどりきょうき)という変な名前の高校生が歩いている。これは小説だが某ラノベのような特殊な能力を持っていたりするわけでもない。今日、7月12日、恐気は夏の暑さに負けながらコンビニで買ったおにぎりを頬張りながら歩いている。最高気温31度の今日は道行く人すべてが半袖である。恐気を例外ではなく半袖である。学校が終わったらコンビニで何か買って食べながら帰る。これが彼の『日常』である。
(思いっクソ暑いなぁ)
そう思いながら自分の家まで歩く。そこで彼は全身が黒で統一された不審者です。はい。と体でいっている男に肩を掴まれて、あっというまに近くの裏路地に引きずられる
。握力どんだけあるんだよ。といいたくなるほど掴む力が強い。
「だれだよ!お前!なに?これは誘拐です助けてーのオチ?」
妙に冷静な恐気をそのまま引きずって男は目の前に現れた変な穴に入った。恐気はなんだこれ。某アニメのタイムマシン?とか考えてる内に穴の外に出た。
ここから彼の『日常』が終わりを告げ、彼の『非日常』がおとずれる
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ほんとごめんなさい!
たぶんワザップ!にはもう来ない -
穴の先にあったのは霧だった。先ほどの男はもういなかった。
「なにこれ?え?俺はライトノベルの世界に飛んじゃった訳?」
騒いでる恐気のもとに一人の老人が歩いてきた。年齢は60ぐらいでひげが白くて長い。その老人は恐気のもとに歩み寄り
「ようこそ。『恐人』」
は?と口をポカンと開ける恐気の手を引きそのまま歩いて行く。行きつく先にあったのは大きな建物だった。その中に入ってまず目に入ったのは横3m、縦60cmのでかい金属性の箱だった
「あの・・・、これは?」
恐気が恐る恐る聞くと老人は
「その箱を開け。恐人」
ナンデスカソレハ。某ラノベノ「聖人」テキナモンデスカ?と思いながらも箱を恐気は開ける。そして恐気はあ〜、日本語には絶句って言葉があったっけ的なことを考えたあとに思考停止状態になった。なにせ箱に入っていたのは縦2m90cmぐらいの大剣だったからだ。そこで老人が声を出した
「それは「エレクトロソード」と呼ばれる聖剣だ。重さは200kgぐらいで、この組織全員が持ったことがない。重さのせいではなく、」
そこで切ってまた話し始めた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「その聖剣に指一本触れたら、触れた者の脳が腐って死ぬからだ」
なんですかそれはー!?と喉まで出かけた声をなんとか抑えることに成功した恐気は
「それをどうしろと?」
そこで老人が信じられない言葉を放った
・・・・・・・
「君が使うんだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
沈黙がおとずれる。
「はぁああああ!?」
恐気が声を出した
「なんで人を巻き込んでおいてそんなことが言えるんだコラァ!」
声を荒げる恐気に向かって老人は表情一つ変えずに
「それは君が世界に10人といない『恐人』だからだよ」
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ははははは(汗
たぶんワザップ!にはもう来ない -
「これを持てと言うのかよ!なにこれ!触ったら死ぬってどうゆうこと!?」
「いいから持ってみなさい」
老人はスラスラ喋る。恐る恐る恐気は剣に触る。何も起きない。
(あり?何も起きねーじゃん)
そのあと試しに持ってみた。200kgぐらいと聞いたが簡単にヒョイと持ち上がった。
「やはり、君はエレクトロだ」
老人はその光景を見て呟く。それと同時に
ドパァァァン!
近くで大量の水が吹き上がった
「!!??なんだ!?」
「ほら、君の仕事だ」
老人は恐気を外に放り出す。
「ちょっ!・・待ッ!」
恐気は叫ぶが扉は重く閉ざされてしまった。今恐気が持っているのはエレクトロソードのみ。これからどうしろと!?とオロオロしていたら・・・
なんだ?お前?」
後ろから声がする恐気が振り向くとそこには17歳ぐらいの男が立っている
「まっ、いいか。俺はガーベラ・ウォーター、「恐人」の一人だ。今持っている聖剣の名は「ウォーターソード」だ。ん?お前もでっかい剣持ってんなぁ〜」
適当とも真面目とも言えない声で発せられた質問に恐気は答える
「俺も「恐人」の一人だ。持ってる剣は聖剣「エレクトロソード」だ
そう答えた恐気を見てガーベラは笑いだした
「お前も恐人かぁ〜、エレクトロソードってことはお前は「エレクトロ」かぁ〜、俺は「ウォーター」なんだけどさぁ〜」
ぁ〜がウザいなこいつと思って喋ろうとした恐気をさえぎり
「じゃ殺すわ、「エレクトロ」」
言葉と同時。恐気は後ろに飛ばされていた。音速を超える速度でガーベラは接近して恐気を殴ったのだ
「ぐ・・・ガァ・・・ッ!!!!」
そのまま壁に突っ込んだ恐気はなんとか立ち上がると地面を軽く蹴った。その瞬間、恐気の体は10mほど浮かび上がっていた。自分の「力」に動揺するも恐気はエレクトロソードをガーベラに向けて突っ込んだ。ガーベラが構えたウォーターソードと恐気が構えたエレクトロソードがぶつかり合う。
ウォーターソードの先から水が吹き出す。その水に押されて壁へまたも恐気は突っ込む。
「ハハハ!エレクトロも大したことないなぁ〜」
笑いながらウォーターソードの先っ端を壁に突っ込んだ恐気に向ける。しかし、
「ックックックックックックッ、ハッハハハハハハハ!!」
壁に突っ込んでいる恐気が突然笑い出す。そして立ち上がる。その背中には電気がパリパリと出ていた。そして、
彼の背中から電撃で構成された50mの長さの翼が10枚現れた
その翼は右5枚、左5枚で展開されている。
「なんだ・・・あれ!?」
驚きの声を上げるガーベラ。笑い続ける恐気。恐気はエレクトロソードを持っていない。そして彼の右手がゆっくり持ち上がる。それと同時にガーベラは吹っ飛ばされた。彼は20mほどノーバンドで吹き飛ばされていた。
そして恐気の翼が動き辺りを電撃で破壊した。建物は攻撃しなかった。
そして恐気の背中から翼が消えて笑みを浮かべていた彼の顔から笑みが消えて彼は膝から崩れ落ちた。周りにガーベラの姿はなかった
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戦闘シーンって難しいw
たぶんワザップ!にはもう来ない -
恐気の目が開いた。どうやらここはケガ人を運ぶところだろう。起きあがろうとすると
「あっ、だめですよ。起き上がっちゃ」
横から声を掛けられた。恐気が横を見ると、白いTシャツにジーパンという服装をした紙が肩より少し長くて黒髪の恐気と同年代ぐらいの少女がいた
「えーと、君は?」
恐気が声を掛けると
「あっ、和響(わきょう)といいます」
あーいい名前だなーと思っていたら・・
「恐人の一人です」
満面の笑みで衝撃発言、恐気は固まった。
「え?恐人」
「はい、恐人の一人です。は、はは」
最後に少しひきつった笑みを浮かべた和響は
「もう大丈夫そうですね」
そう言われて病室のベッドから恐気は降りた。ここは「建物」の病室らしい
「あっ、今から部屋にご案内します」
そう言って和響は荷物を持って病室を出た。恐気もついていく。そして部屋の前に着く。ドアを開けるとそこにはベッド2つとテレビが1台、そして部屋の端に風呂があった。
「あれ?ベッドが2つ?」
恐気の疑問に和響が答える。
「私とあなたは相部屋です」
「・・・・・・」
これまた衝撃発言に固まる恐気
「・・・・・マジ?」
「本当です」
その夜、恐気は起きていた。なんなんだこの生活はと考えていたりすると隣のベッドから和響が話しかけてきた。
「寒いですね。一緒に寝てもいいですか?」
その一言に恐気は吹き出しそうになる。確かに今の夜は寒い。
「な、なななななにをおっしゃっているのですすすか?」
「いいじゃないですか。別に」
恥ずかしいという言葉を知らないのかこの人は、とあれこれ考えてるうちに和響がベッドに入ってきた。そのまま恐気に寄ってくる。そして肩が合わさる。そのまま和響は寝てしまった
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もう疲れたぁ〜
たぶんワザップ!にはもう来ない -
恐気は寝ながら考え事をしていた
(あのガーベラだっけか、あいつと戦って壁に2回目に突っ込んだときから記憶がねーんだよな。気付いたら病室だったし)
しかし考えても答えが出てこなかったので寝ることにした
(しっかし「恐人」ってなんなんだ?)
そして朝。カーテンの間から差す光が瞼に当たり、恐気は目を覚ます。和饗は部屋から出ていた。8時ぐらいらしい
「やっば!」
急いでベッドから出ようとすると焦って床に落ちる。そして壁に立てかけてあったエレクトロソードに頭をぶつける
「ッッッ!!」
頭を抑えてなんとか立ち上がると部屋を歩いてドアを開ける。頭がクラクラする
「ったく。なんであんなところにエレクトロソードがあるんだよ」
ブツブツ文句を言いながら階段を降りる。そして廊下を歩いていると和饗が歩いてきた
「あっ、起きたんですか?もうそろそろ朝食ですので」
そういいながら紙を渡してきた。その紙を恐気が見ると、それはこの建物の略図だった。
「・・・・なんか複雑」
頭を掻きながら略図を睨む。
そのまま和饗に連れられて食堂に恐気はついた。そこには100人ぐらいの人がテーブルに座って朝食を食べていた。そのうちの一人が恐気に向かって
「よう!お前か?新しく入った恐人って」
「あ、そうです」
適当に返事をするとさらに質問が飛んでくる
「お前はなんなの?和饗は「エア」だけど」
「?エレクトロです」
これで合ってるのかと思いつつ答える。
「昨日敵の恐人と戦って暴走したんだって?」
「え?」
暴走なんて初めて聞いた。
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たぶんワザップ!にはもう来ない -
「えーと、暴走??」
訳が分からず聞き返すことにした。男は
「え?知らないのか。てっきり和響から聞いていると思ったが?まぁ、初陣の恐人によくあることだから、さ。気にスンナ」
こいつ、頭軽いんじゃないかと恐気は思ったが口には出さないことにした。今はエレクトロソードを持っていない。そのままでも磁場を操ったり、青白い電撃の攻撃を出したり砂鉄を操ったりできるのだが、今の恐気は知る由もない。恐気が何か返事をする前に
ドアが思い切り開かれた。バン!と音が鳴り響き恐気の鼓膜に直撃する
「あぅ・・・・・ガッ!」
呻き声をあげる恐気を無視したように、恐気が初めてこの建物に入ったときに会った老人が
「ロシアに『Enemy of mystery』が現れた!!すぐにロシアに向かう!・・・・ロシアに行く物は。。恐気と和響だ!恐人が二人もいれば敵は殲滅できる!!」
Enemy of mystery?と首を傾げる恐気だったが、最後に出てきた自分の名前に吹き出しそうになった。
「は?俺?ちょ・・・俺、初陣でフルボッコにされた身だけど?」
「いいから行け」
突き放しかよ!と恐気は叫ぶがまたもや無視された。怒りに震える恐気の元に横から聖剣エレクトロソードが投げられる。それを何とかキャッチする恐気の元に隣から声が掛けられる。
「さっ、行きましょう」
恐人、和響である。
ここは飛行機の中。しかしEnemy of mysteryが現れた地、ロシアに行くために映画見ながらゆったり行く馬鹿などいない。この飛行機は・・・
「アガガガガガガガガッ!わわわわわわわきょきょきょきょうううううううさああああああんんんんんん!なんでガガガガっ!すかァァァァァ!このギギギガァァァァ!飛行機はあばばばばばばばば!」
もう何言ってるか聞こえない恐気を見ながらキョトンとした顔で和響は
「あっ、この飛行機は今時速8000kmぐらいでています。音速ぐらいでしょうか」
「なんデデデデデデデデ、、、、、、そんばばばばばばばばにいいいいいいい!キョトンとガガガガガッガガガッ!していいいいいいいいいいいいるダァァァァァァァ!」
そして・・・・
飛行機の後部が思いっきり開き、二人は青空に投げ出された
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ひっさしぶりです!!!!
たぶんワザップ!にはもう来ない -
「どうわぁあああああああああああッ!!!!!!!???????」
奇声にも近い叫び声を放ちながら満天の青空をグルグル回りながら落下していく。周りをキョロキョロ見ていると和響がエアソード(?)を振るってコントロールを取っている。しかし恐気は電撃や磁場を操る能力ぐらいしか持っていない。驚異的な脚力を持っているが、それで空が飛べるわけでもない。『飛ぶ』ではなく『跳ぶ』なのだ
「えっ・・・・・ッ!!!!待てェエエエエエエエエエ!!!!!」
しかし自由落下は止まらない。しかし落下地点近くに鉄塔を見つけた
「(鉄塔って鉄だよな!!なら磁場を操れば鉄塔にくっつくこと可能だが、磁場って操れるのか?某ラノベの超能力者(レベル5)の第3位は操って砂鉄の剣を作っていたが!!!!???????)」
そんなことも考えながら藁をも掴む思いで実行することにした。しかし実行すると簡単に磁場が操れ鉄塔にくっつくことができた
「な、なんとかで、でででできたな」
さて、どうやって下りるか考えたた恐気。ここの鉄塔の中間ぐらいだ。結構高い。そしたら近くに雪の山(集めた雪で作られたカマクラの前身ぐらいなもの)があった。とりあえずそこに飛び込めばダメージは軽減できると考えた。そして、鉄塔を思いっきり蹴った。そしたら
ギュイ、イイイイイ、、ガギッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!グシャリィィィィィィィ!!!!と鉄塔が90°横に折れ曲がった
「へ?」
すっとんきょうな声を上げた恐気は次の瞬間雪の山に突っ込んでいた
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戦闘シーン無し(キリッ
たぶんワザップ!にはもう来ない -
「・・・・・・ぬん?」
目を覚ました恐気が横を見るとそこには先ほど突っ込んだ雪山が。そこに鉄骨が。
(ははーん。ここに頭を強打して気ー失ってたんだな。つかいつのまにか夜空になってんだが大丈夫かこれーー!!!!!???)
心の中で絶叫しながら立ち上がる恐気だったが、後ろからズブッという雪を踏む時特有の音が。そして
「なにやってんですか?」
言葉づかいはいいが言い方がちょっとって感じの言葉が恐気の背中に矢となって突き刺さる。声からして女性のようだが和響でもなさそうだ。おそるおそーる恐気が振り返ると、そこには見た目11、12ぐらいの金髪の少女が立っている。恐気は長袖、長ズボンという恰好をしているが少女のほうは半袖短パン(体操選手が使いそうなやつ。色は赤と白と青)。上半身は半袖の上に半袖と同じ色のパーカー(?)らしきものをしているがファッションセンスゼロの恐気にはパーカーというのかもわからない。んで少女は下半身は短パンのみ。長ズボンは無し。とてもロシアにいていい格好ではなさそうだ。日本は夏まっただ中だが夜は寒い訳で。
「オマエハダレ?」
恐気が聞き返す
(つーか手に槍みたいの持ってるが大丈夫かこのパターン!!!!!)
「私はちょいとこの辺り一帯が停電したので見に来ただけです。Enemy of mysteryの仕業。。。っと!!!!!!あなた民間人????あーくそ!!言っちゃった!!!!あー、帰ったら叱られるかもーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
なんか途中から独り言っぽくなっているがうるさいので恐気は
「あー、うるさい。一応俺恐人だからさ。君Enemy of mystery知ってんでしょ。俺はよく分かんないけどさ」
適当に言ったつもりが
「・・・・・・なんていいましたか?恐人?本当?Enemy of mysteryについてもしってるらしいし・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
恐気は呆れて口をあんぐり開けたまま止まっている。
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・・・・文才なさすぎ死ね自分
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「で、誰お前?」
少女の恐気が質問すると
「あぁ、私の名前は。。。。言っちゃっていいのかなぁ・・。まぁいいや。私の名前はアースです」
うわぁ、変な名前の人来たぞー。つか日本だったら「地球」って名前でアースっていうのか?だったらDQNネームじゃねーか?と恐気は思ったが口に出すと子供だと思われそうだから黙っておく。
「おーい、聞こえていますかー?」
アースと名乗る少女が話しかけてくる。先ほどまで向かい合って話していたのにいつのまにか隣で恐気の顔を覗き込んでいる。
「ん?どうわぁッ!!!なんだ!なんだ!?なぜにこんな近くにいるのか訳を話してもらうか!」
叫ぶと
「え?いや、あなたがボーっとしてる間に近づいただけですけど?」
いや常識でしょーってな感じに言い返された恐気はうっとなるが黙っておく。
「つか、お前って何しにここに来たの?」
「いや、この辺りで停電が起こったから見に来たんですよ。雷もなっていないし、このロシアにEnemy of mysteryが出現すればEnemy of mysteryの仕業にも見えますよ」
停電か〜と思っていた恐気だがそこで思い当たる節が
「まて、それ俺のせいかも」
「へ?」
「いや、ここに来るときに超高速音速飛行機にポイ捨てされて鉄塔に掴まったけど、降りれなくて鉄塔蹴ったらおもいっきり曲がっちゃってさあ」
苦笑いしながら話す恐気だったが
「な、ななななな何やってんですか!!!!?????停電したのは120000戸ぐらいなんですよ!!??」
「へ?そんなに重要な鉄塔だったの!?」
「そうですよ!あーーーもうううう、どうしよ!?」
騒がしい夜だった
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久々の更新ですw
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