ワザップ!フォーラム
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是は単なる悪趣味なジョオク集に御座います。
嫌悪感を感ぜられた方は読むのをお辞めになってください。
鬱に成って仕舞います。
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第壱作品、走れメロス
メロス(38)は激怒した。
邪知暴虐のディオニス(元・裸の王様)が人間不信に陥り、人々を切り殺していると聞いたからである。
消費者金融などに手を出している暇は無い、走れ!メロス。
王城『薔薇色の夜』に着いた。
彼、ディオニスニスは憫笑し、こう言った。
—儂の人間不信を拭うのなら、お前の要件を済まし、三日目の日没迄に帰って来い。
—帰ってこれぬのなら、セリヌンティウスは儂が存分に堪能したのち、娶(めと)る。
セリヌンティウスとは竹馬の友であった。
邪知暴虐の王との結婚など認めてなるものか。
次の間、ディオニスが口にした言葉は、メロスを強く揺るがした。
—ちょっと遅れてくるがいい。セリヌンティウスとお前の式を挙げてやろう。
「何、なにをおっしゃる。」
—はは。セリヌンティウスと結ばれたければ、遅れて来い。お前の心は、解っているぞ。
駄目だ、全て私の心は見透かされている…!
*
消費者金融センターこと『ゼウス』は朝っぱらから混んでいた。
しかし、頼らない事には生きてなどいけない。
ゼウスは神だ—そう心の中でほくそ笑んだ。
馬車に万札の束を持ち込み、「良い店を…頼む。」と男に言い、出発させた。
威勢のいい馬は砂埃をあげ、驀進していく。
この炎天下の下、24時間で生放送されない限り走ってなどいられるか。
*
『妹と背徳感』という店に着いた。
この男は信用できる—そう思い、名を尋ねてみる事にした。
—フィロストラトスでございます。
何処かで聞いた名だ…そうだ思い出したぞ!
竹馬の友の—セリヌンティウスの—愛人。
もう止められなかった。
メロスは棍棒を手に取り、身体を折り曲げ、飛鳥の如く愛人に襲いかかり、
「気の毒だが私のためだ!」
言葉を放ち、我に帰ると酷く出血したフィロストラトスが倒れていた。
—仕方が無い、セリヌンティウスは私のものだ。
メロスは未だ、王の要求の落とし穴を知らない。
(続)
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『妹と背徳感』の店内は、壁に設置された幾つかのロウソクで照らされている。
この店のキャッチコピーは“暴力的な快感を貴方に”。
—そう、つまりSMクラブなのだ。
しかし、ここは他のSMクラブとは一風変わっているようだ。
通常はお姉さまキャラの女王様が、何らかの手段で男を嬲るというようなものだが、
この店は客の“妹”という設定で客を痛めつける。
背徳感を感じながら、「こういうのお兄ちゃん好きなんでしょ?」等と言われ、それが快感になるようだ。
メロスはバイセクシャルであった。
*
「ここにお座り下さい。」
ボーイさんの様な衣装の男にそう言われ、カーペットの上に座り込んだ。
何が始まるのだろうか、という期待感が一層高まる。
手汗が滲み出る。
—と、メロスの視界は暗転した。
何者かによって後ろから布か何かで目隠しをされたようだ。
いよいよ始まる。
「お兄ちゃんもこういうの好きだよねー…本当、気持ち悪い。」
かつて経験した事の無い興奮と背徳感がメロスを染め上げた。
快感だ。
その後、妹様は足を舐めろと仰い、メロスは喜んで享受した。
ぺろぺろはぁはぁ、ぺろぺろちゃっちゃ、ぺろぺろはぁはぁ。
【削除された為、擬音に修正してお送りしています】
ぺろぺろはぁはぁ、ぺろぺろちゃっちゃ、ぺろぺろはぁはぁ。
ずぶずぶげほっ、れろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろ
「良いよぉお兄ちゃん…。」
そう仰ったあと、もう片方の足でメロスの目隠しをずらした。
妹様は想像通りの童顔で美少女であった—が、
メロスの実の妹であった。