ワザップ!フォーラム
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はじめにー
この小説は戦姫絶唱シンフォギアの世界に機動歯医者ガンダムの主人公、タクヤがパワードスーツつきで、次元を超えてくるものです
自己満足のかたまりですがほかの小説も並行してやるのでたくさんあろうとたてにげはしません
絶対の絶対にです
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EPISODE0 異次元とあった日
時は、戦姫絶唱シンフォギアの1話から二年と3ヶ月前にさかのぼる
違う次元、ダリーと呼ばれる未知の敵と戦う一人
大澤拓哉、ごく普通の少年である。
「ふぅ…倒したし、帰るか…」
そう一人ごとをいい、帰ろうとした、その時
時空が歪み、次元の裂け目が真ん前に発生した。
「うおっ!?なんだこれ!?くそ、吸い込まれる…!」
とっさにタクヤは変形するが、バーニア全開でも振り切ることができない。
「うおっ!?くっ…うわぁぁぁぁぁ!」
吸い込まれる俺。
ー戦姫絶唱シンフォギアの世界ー
とある街。
3ヶ月後に人気ヴォーカルユニット「ツヴァイウイング」のライブがあるとあって、街はにぎわっていた。
悲劇があるとは知らずに…
夜中、夜20時、中学生の小日向未来は立花響と星をみていた。
そらは雲一つない満天の星空だった。
流れ星をみようと星をながめていたところだった。
響「未来ーほしがきれいだね」
未来「とっても…?…響!流れ星だ!」
響「え?どこどこー?、あ、あったー!きれいー」
未来「響、願い事しないと!」
響「あ、そうだ!うまいお好み焼きが食べられますように、うまいお好み焼きが食べられますように、うまいお好み焼きが食べられますように!」
未来「もう、響ったら、いつもそういうのばっかりー、ちょっとはほかの願い事も…?、なんか、だんだん大きくなってない?」
響「え…?うわっ…こっちに来る!逃げろ!」
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未来「うわッ!、キャッ!」
ヒュウウウウウウ…!
ドガーン…
響「大丈夫!?未来!?」
未来「なんとか…」
近くの地面におおきな穴があいていた。
そこに倒れていたのは人、大澤拓哉その人だった。
つぎの瞬間タクヤがまばゆい光に包まれる。
ピィー
響「人…?」
未来「人…?、みたいだね…」
タクヤ「う…ここは…」
響「あ…めがさめたみたいだけど…」
未来「大丈夫…?ですか…?」
タクヤ「大丈夫…だ、ここは…?」
響「公園だよ」
未来「あなたは…?」
タクヤ「俺は大澤拓哉、ご覧のとおり、学生だ」
響「私は立花響、15歳」
未来「私は小日向未来同じ15歳よ」
未来「あなたなぜ降ってきたの?みたことない制服だけど…」
響「どこからきたの?」
タクヤ「北海道帯広市だ、ここは…帯広じゃないみたいだな、穴に吸い込まれて…それからは覚えてない…」
響「もしかして、違う世界から来ちゃったりー、します?」
タクヤ「そうとしかいいようがないみたい、だ」
未来「ひ、響…あ、あれ…!」
響「!ノイズ…!」
タクヤ「ノイズ…?」
未来「あれに触れると一瞬で炭化してしにます、いそいで!」
タクヤ「くっ…俺が戦う、二人は逃げろ」
響「でも…」
タクヤ「いそいで!」
未来「響、行こう」
響「…後でかならず会おう!」
二人は逃げた。
これでいいのだ
どんなやつらだかわからないが、ひきつけるぐらいはできるはずだ。
タクヤはブレスレットにSW00とつぶやく。
するとまばゆい光に包まれ、装備が換装されてゆく。
ガシッ、ガシャン
装着して右脚からビームライフルのグリップを取り出す。
瞬時にビームライフルへと変形させ、『ノイズ』と呼ばれるものへと照射する。
ギロチンバーストだ。
なぎはらうようにビームをずらしていく。
ビームはノイズをなぎはらい、倒してみせた。
近づくヘリコプターがあった。
特異災害対策機動部二課のヘリ。
天羽奏と風鳴翼が乗っていた。
奏「ライブの練習で忙しいのにノイズたぁ、ご苦労さまでぇ」
翼「奏、文句言わないの」
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弦十郎「奏、翼、現場には民間人2名と未確認の高エネルギー反応がある、見たことないパターンの波形だ…シンフォギアともとれない何かが、ノイズと戦っている」
奏「わかったぞ、弦十郎のオッサン」
翼「了解しました民間人の保護を最優先とします」
ピッ
奏「行くよ翼」
翼「行こう、奏」
そう言うと二人はヘリから飛び歌をとなえた。
翼がまとう天ノ刃々斬と
奏のガングニールのシンフォギア。
奏「私が民間人を保護する、翼はノイズを!」
翼「わかった、奏」
バッ!
そう言うと二人はわかれ、奏は民間人の保護に当たり、翼はノイズへと立ち向かっていった。
奏「大丈夫か!?」
スタッ
バシュウゥゥゥ…
響「大丈夫です…それよりもあの人を助けてやってください!」
奏「あの人…?」
未来「私たちを逃がすために、ノイズにおとりになりにいって…」
奏「クッ…!聞こえるか…翼!」
翼「どうしたの?」
奏「さっきの高エネルギー反応は民間人だッ!戦っているやつを助けろ!」
翼「え…?民間人なんてノイズが多くてどこにも…!」
翼「…!」
奏「翼!?」
奏「おい!?翼!、クッ…」
奏はいまは動けないと思った。
この二人を助けたいからだ。
翼は驚愕していた。
空を飛ぶ人のすがた。
シンフォギアとは異なる、異世界から送られた、機械を身につけ戦う
パワードスーツをまとったタクヤであった。
翼「あ、あれは…!」
光線が銃からはなたれるたびにノイズが消滅してゆく。
ビシュウ!ビシュウ!
またひとつ、またひとつと、
翼「なんなの…あれは…」
タクヤ「あいつは…?」
見えたのは水色と黒の服と剣をもっている。
翼「そこの人!なにをしているの!?」
タクヤ「なんです?戦うしかないでしょう?」
翼「あなた、何者なの?」
次の瞬間、翼の後ろにノイズがせまる。
ギュウウウウ!
タクヤはバーニア全開で翼という人物の背後に回り込んだ。
腰の横、『サイドアーマー』と呼ばれる場所から、丸い棒、ビームサーベルを取り出す。
キュイイイン!
光がピンク色のビーム刃を形成した。
ビシュィン!
ノイズが半分にわれていた。
-
弦十郎「ノイズの反応が消失した、ご苦労だ」
奏「おっさん、ちょっと来てくれ!エネルギー反応出してたやつをとっっかまえるんだ!」
弦十郎「わかった…いっちょいっちゃるか!いまいく!」
奏は翼が心配であった。
友でもあり、仲間でもあり、戦友である彼女を。
民間人2人をひきつれ、翼のもとへたどり着く。
タクヤは目の前の少女に問いかける。
タクヤ「君こそ何者なんだ…?」
翼は答えられなかった。
なぜなら国家機密レベルの事項でありかるがるしく言ってはならないのだ。
奏「翼!大丈夫か!?」
翼「大丈夫よ」
響「翼…さん…?」
未来「奏さん…?」
ブォォォォ
キキィ!
そこへたくさんの車が集まってくる。
バラバラバラバラバラバラ!
上空からヘリがこちらに着陸してくる。
キィィィィン…
そこからスーツ姿の男達と一緒に赤いワイシャツにワイシャツのポケットに赤いネクタイをいれて下は白いズボンの筋肉モリモリ、マッチョマンが降りてきた。
スタスタ
弦十郎「特異災害対策機動部二課、風鳴弦十郎だ、そこにいる少年、一緒に来てもらうぞ」
タクヤ「な、なぜですか!?ちょっ…!離してください!」
俺はスーツ姿の男達に無理矢理ヘリに乗せられた。
俺はなにをされるのだろう。
殺されるのかな、と思いつつこんな世界に来たことを後悔した。
選べるわけではないが。
弦十郎「二人には機密事項なのでしばらくの間、言語規制をさせてもらいます、日常にはなにも支障はないのでご安心を、緒川!」
緒川「はい」
弦十郎「家まで送ってやってくれ」
緒川「わかりました、お二人さん、こっちです」
響「はい」
未来「…」
二人は緒川さんにおくられていった。
—ヘリコプターで東京近くの特異災害対策機動部二課にもどる道中で−
弦十郎「翼!奏!ご苦労だった」
奏「いやいやーどういたしまして」
翼「…」
弦十郎「翼、どうした?やっぱりあの少年が気になっているのか?」
翼「まぁ…」
弦十郎「だがあの少年は謎がおおい…まだまだかかりそうだ…謎を解くには」
バラバラバラバラ
-
特異災害対策機動部二課
応接間
タクヤは学校のような場所に連れてこられて、ヘリに乗せるときの扱いとは裏腹に応接間に案内されていた。
タクヤ「はぁ…どうなっちゃうんだろ…俺は…」
ウィィィン
そこへ赤いワイシャツのさっきの筋肉モリモリ、マッチョマンが入ってきた。
タクヤとは真向かいに座る。
弦十郎「さて、まずは自己紹介をしょうか、俺は風鳴弦十郎、君は?」
タクヤは一瞬ためらったが、この人には言ってもいいなと思い、話してみることにした。
タクヤ「僕は…大澤拓哉、15歳です。」
弦十郎「ふむ…だが君、拓哉君と言ったか、君はどこからきた?どのデータにもそんな人物はいなかった…一体何者だ?機械をまとってノイズと戦っていたのだろう?」
タクヤ「それは…嘘だと思ってもかまいませんが、僕は…違う世界の日本からきました」
弦十郎「違う世界…だとッ…?事実なら君はなぜこの世界に…?」
タクヤ「それはわかりません…ですがなにかの目的おくられてきたのだと思います」
弦十郎「違う世界…か、だったらなぜ君の武器がノイズに通じるのだ…?あれはシンフォギアでなければ攻撃は通じないはずなのだ」
タクヤ「シンフォギア…?」
弦十郎「翼や奏がまとっていたものだ」
タクヤ「なるほど…」
弦十郎「君のまとっていたものは一体…?」
タクヤ「パワードスーツですよ、こっちのせかいにも似たようなのがいて僕は…戦っていました、その敵と」
弦十郎「そうか…だがそのパワードスーツとやらは…どこに?」
タクヤ「このブレスレットです、いま装備を換装してみますか?」
弦十郎「いや、後でいい、話が終わったら研究室へいってもらう…そのパワードスーツを調べさせてもらってもいいか?」
俺は別の世界ならばと、機密であるパワードスーツについて言っても大丈夫だと思った。
弦十郎「もし君が良ければ、ノイズとの戦いに力を貸してくれないだろうか」
タクヤ「…はい、僕で良ければ、力になりましょう!」
弦十郎「ありがとう、拓哉君、たった今をもって、君は特異災害対策機動部二課の一員だ、明日もう一度ここに来てほしい」
-
そうゆうと弦十郎さんは握手を求めてきた。
俺は弦十郎さんの大きな手に比べて、少し小さい自分の手をみてすごい人なんだと改めて思った。
弦十郎「拓哉君、行こうか」
タクヤ「はい!」
櫻井了子という研究者がいるところまでいくと
弦十郎さんは用事があるので終わったらここに来るようにと司令室の場所を教えてから、通信端末の使い方をある程度レクチャーした後司令室に行ってしまった。
研究室に入ってみると、眼鏡をかけた、栗色の団子頭のいかにも、という感じの女性が出迎えてくれた。
了子「はーい、よく来たわねー、確か名前はー…」
タクヤ「大澤拓哉ですよ」
了子「あー!そうそうそれそれ!じゃー早速、君のそのブレスレットかいせきさせてもらうわよ」
すぽっ
タクヤ「!あ!勝手に外すと…」
ビリビリビリビリ!
了子「キャー!ぐへぇ…な…に…が…?」
タクヤ「すみません、先に言っとくべきでした、本人の意思以外で外すと電撃が流れる仕組みで…」
了子「早くいってよもう!」
了子「まぁ、いいとして、ちょっと装備換装してくれる?」
タクヤ「あ、はい、」
「SW00」
するとまばゆい光に包まれ、装備が換装される。
了子「おぉー!シンフォギアみたいな感じなのね、んー装備だけ分離できる?」
タクヤ「えー、やってみます、アーマーパージ」
するとアーマーだけがとれて、落ちた。
了子「へーぇ、できるじゃん、あとは調べさせてね、寝ててもいいわよ」
タクヤ「ならお言葉に甘えて寝ます」
近くのソファーに寝ることにした。
タクヤ「zzZ」
了子「ねるの早ッ!」
(まぁいいわ、ゆっくり解析できるし)
(じっくり解析させてもらうわ)
……………………………
……………………………
(ノイズを撃破できたのは異世界からきたからだわ、ノイズ自体の次元がもともと違う世界にあるから、シンフォギアは歌でこちらの世界に存在を固着させるけれど)
(もともと異世界のものだから歌なしで攻撃が通る)
(けど装甲がノイズの突撃に耐えられるのは3発が限度)
カタカタ……
(ほかにも装備がある……)
-
カタカタ……
(装甲は自動修復、複製は…不可、か)
カタカタカタカタ……
(エネルギー源は…核融合炉!?こんなものが…!)
(ブラックアート並みね…!)
…………………………
カタカタ……
(武器は想像で出せるのか…恐ろしいわ…)
カタカタ……
翌日
リディアン地下
特異災害対策機動部二課
大ホール
パン!
弦十郎「よーうこそ!特異災害対策機動部二課へー!」
タクヤ「」
俺は戸惑っていた
昨日まで扱いが違ったのに、今日から俺に対する態度がずいぶん変わったことに。
奏「改めて自己紹介するぜ、私は天羽奏でーこっちのがー…」
翼「もう、奏ッ!私は風鳴翼、こっちのとかじゃないー!」
タクヤ「ぷくく…」
奏「やっと笑ったな、でーあんたは?」
タクヤ「あぁ…はい、僕は大澤拓哉です…奏さん、翼さん」
奏「敬語じゃなくていいぜ、仲間だろ?ただし弦十郎のおっさんとかには敬語つかえよ?」
タクヤ「仲間…」
翼「そうよ、仲間になったんだもの一緒に戦いましょう?」
俺は異世界においてきた仲間のことを思い出したが、もう戻れないのでいまこの世界で生きていこうと決心した。
タクヤ「ありがとう…」
EPISODE0 完
-
Episode 1 覚醒の鼓動
あれから3ヶ月
俺は弦十郎さんの根回しで高校に次の週から通うことができるようになった。
1年生ということで入学式をやるのはまだ何週間かあるのだが
ノイズとの戦いを奏さん、翼さん、とともに戦ってきた。
お互いに絆もなかも強くなっていった。
二人は『ツヴァイウイング』としての活動でライブをやることになっていた。
それが今日である。
……………………………
俺は舞台裏に待機していた。
ノイズが現れてもすぐ対応できるように。
今回のライブはフォニックゲインを使って完全聖遺物である『ネフシュタンの鎧』を起動させることにあった。
…………………………
翼は緊張で体育座りをしていた。
白いフードのついたものをかぶっている。
奏「間が持たないっていうかなんというかさ、この時間が苦手なんだよねー」
奏「こちとらさっさと大暴れしたいのに、ソイツもままならねぇ」
と近づいてきた奏は言う。
奏は箱の上に座る。
タクヤ「まぁまぁこんなもんですって、本番前ッていうのは」
俺は紺色の薄手のジャケットに黒のズボンをはいて入場許可証をもっていた。
翼「そうだね…」
奏「もしかして翼…緊張とかしちゃったり?」
翼「当たり前でしょう!…櫻井女史も、今日は大事だって…」
パチン!
奏は翼にデコピンをする。
奏「くーッ!」
奏「真面目がすぎるねぇ!」
弦十郎「奏、翼、拓哉、ここにいたのか」
翼「司令…!」
奏「こりゃまた弦十郎のダンナ!」
弦十郎「わかってると思うが…今日は…」
奏「大事だって言いたいんだろ?」
奏「わかってるから!…大丈夫だって!」
おっさんみたいな口調でそう言う奏。
弦十郎「わかっているなら、それでいい」
弦十郎「今日のライブの結果が、人類の未来をかけてるってことを」
……………
私立リディアン音楽院地下特異災害対策機動部二課
了子「まいどー!櫻井了子、です!こちらの準備は完了よ!」
……
再びライブ会場
弦十郎「わかった、すぐに向かおう」
奏「ステージの上は、任せてくれ!」
そういってbの字の手をだす奏。
弦十郎「うん…!」
うなずく司令。
タクヤ「ノイズがでたら、僕もいますし、なんとかしますって」
弦十郎「ああ、それもそうだな、いってくる」
弦十郎はネフシュタンの鎧があるとこまで戻っていった。
……
ライブ会場入口
立花響はひとり、ツヴァイウイングのライブにきていた。
本当は未来と来る予定だったのだが、急遽来れなくなったためである。
響「わぁぁぁ…」
ひとり会場内をみてたのしみでたまらなくなっていた。
…………………
再び舞台裏
奏「さて、難しいことはだんなや了子さんにまかせてさ、あたしらはパーッと!」
チラッと翼のほうを見る奏。
翼は緊張でガチガチだった。
タクヤ「翼、緊張でかちこちじゃ、うまくできないぞ?」
機転をきかせて奏が翼を安心させるためにだきしめる。
翼「あっ…」
奏「真面目がすぎるぞ?翼ー」
奏「あんまりガチガチだと、そのうちぽっきりいっちゃいそうだ」
翼「奏…!」
奏「あたしの相棒は翼なんだから!翼がそんな顔してると、あたしまで楽しめない」
はっとして赤くなる翼。
翼「うん…あたし達が楽しんでないと、ライブに来てくれたみんなも楽しめないよね」
奏「わかってるじゃないか!」
翼「奏と一緒なら、なんとかなりそうなきがする」
奏はうなずく。
翼「行こう!奏!」
奏「ああ!あたしとあんた、両翼そろってツヴァイウイングならどこまでも遠くへ飛んでゆけるッ!」
翼「…どんなものでも、超えて見せるッ!」
タクヤ「お二人さん、楽しんで来いよ!」
二人「うん!行くぞッ!」
二人はかけていった。
聞いてくれるみんながまつ、会場へと。
-
いよいよ『ツヴァイウイング』のライブがはじまった。
1曲目の曲『逆光のフリューゲル』だ。
タクヤ「いい歌だ…」
すると通信機から呼び出しが…
ビーッビーッ
タクヤ「はい」
弦十郎「拓哉君聞いてくれ、ノイズが発生する反応が検知された、迎撃準備に入ってくれ」
タクヤ「わかりました…なるべく被害を最小限に抑えろ、ですね…ぜん入り口を開放するよう、警備員に連絡して、避難誘導を頼んでおいて下さい。」
弦十郎「わかった…頼んだぞ…!」
通信がおわると、曲が終わるときだった。
拓哉は念のため装備を装着しておく。
曲と曲の間で奏達に呼びかける。
タクヤ「翼、奏、聞いてくれ、もうすぐノイズが会場に現れる、観客を誘導とかできたらしてくれ」
奏「わかった…やってみる」
翼「わかったわ…なんとかする」
タクヤ「頼むぞ、緒川さんに言ってトラブルにごまかして観客を出せるだけだす計画だ」
—舞台裏—
緒川「被害を最小限、か頼みます!」
スタッフ「任せとけ」
次の瞬間、ブレーカーが落ちる。
—ライブ会場—
観客「なんだ!?」
観客「電気が?」
ピンポンパンポーン
『ライブ中申し訳ございませんが、電気が断線したため、一旦会場の外へでていただきますよう、お願い申し上げます』
観客「なんだよそれ」
観客「ちゃんとやれよなー」
観客のほとんどがでたあと会場から出ようとした響は、忘れ物をして自分の座っていた席に戻ろうとしていた。
響「えーと、ポーチ、ポーチ…あった!ふぅ私っておっちょこちょいだなぁ」
—舞台裏—
タクヤ「ノイズ…ノイズがくる…!」
会場にはとても小さい炭素の固まりがういてきていた。
弦十郎「ノイズのパターンを検知した!すぐさま迎撃にあたってくれ!」
奏「わかった」
翼「はい!」
響をふくめて数十人となった会場で突如、ノイズが現れる。
観客「キャー!」
観客「ノ、ノイズだぁぁぁぁぁ!」
響「ノ、ノイズ!?逃げなきゃ…あぅッ!?」
響は転けて足を挫いてしまった。
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奏「Balwisyall Nescell gungnir see...」
翼「Imyuteus amenohabakiri tron」
バババッ!
奏と翼は聖詠を唱え、シンフォギアを纏う。
奏「拓哉!どこだ!?」
タクヤ「ここだ!」
会場の中心、黄色のノイズと戦っている白と青の装備を纏う、人物に呼びかける。
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奏「Balwisyall Nescell gungnir see...」
翼「Imyuteus amenohabakiri tron」
バババッ!
奏と翼は聖詠を唱え、シンフォギアを纏う。
奏「拓哉!どこだ!?」
タクヤ「ここだ!」
会場の中心、黄色のノイズと戦っている白と青の装備を纏う、人物に呼びかける。
奏「かわせ!拓哉!」
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奏「Roethe Nescell gungnir see...」
翼「Imyuteus amenohabakiri tron」
バババッ!
奏と翼は聖詠を唱え、シンフォギアを纏う。
奏「拓哉!どこだ!?」
タクヤ「ここだ!」
会場の中心、黄色のノイズと戦っている白と青の装備を纏う、人物に呼びかける。
奏「かわせ!拓哉!」
奏はアームドギアであるガングニールを多数出現させ、多数の敵を殲滅する『STARDUST∞FOTON』で一気に殲滅、俺はマイクロミサイルで一度に93体のノイズを葬る
ドドドドド!
翼はノイズを剣(つるぎ)できりさいていた。
ドドン…!
そのようすを客席から響は見ていた。
(奏…さん…?翼さん…?それにあの人は…あのときの…?)
響「キャアッ!」
壁がくずれ、ノイズだらけの会場に落ちてしまう。
奏「!」
ノイズが迫っている少女、それに気づき奏は全速力でむかう。
奏「おい!そこのあんた!この前の…!」
次の瞬間、横からノイズがとんでくる。
それを奏はガングニールを高速回転させ、弾く。
だが、適合係数の低下から、ガングニールは砕ける。
バキィン…!
無数の破片がはじけとぶ。
ブシャッ!
妙な音がして、振り向くと、そこには破片の刺さった、血まみれの立花響の姿があった。
奏「おい!しっかりしろ!」
奏「生きるのをあきらめるなッ!」
……………………………
タクヤ「あとは20…」
翼「はぁ…はぁ」
タクヤ「翼は下がって!奏のところに行ってくれ!」
翼「でも…」
タクヤ「行けッ!」
翼「わかった…」
俺はバックパックのハイパービームサーベルを2本、引き抜き、長い刃を発振させる
ウ゛ォン!
俺は一気に畳み掛けるため、マイクロミサイルを発射し、ハイパービームサーベルで切りかかった!。
…………………………
翼「奏ぇぇぇぇぇぇ!」
奏「つ、つ…ばさ」
少女のまえにしゃがみこむ奏の姿があった。
………………………
ピー…
ピー…
響(あれ…わたし…生きてる…?)
手術中の病院だった。
-
……………………
数日後
—病室—
響「未来、もう大丈夫だからー」
未来「響、もっと安静にしてなよ」
立花響の病室へと向かう3人がいた。
天羽奏、風鳴翼、大澤拓哉である。
奏は3日ほど入院していた。
怪我をしたのだ。
それにくわえ疲労である。
退院して、立花響の意識が戻るのを待ってのことである。
ウィィィン
ドアが開く音がして、振り返る未来と響。
そこには見覚えのある顔ぶれがいた。
ツインヴォーカルユニット『ツヴァイウイング』のボーカル、風鳴翼と天羽奏、そして奏の隣にいるのはつい3ヶ月前にあったあの少年だった。
響「あの…なんていったらいいのか…」
未来「お久しぶり…です」
奏「私は…私は立花響…あんたに…謝らなくちゃいけない、傷を追わせたことを、なによりライブで歌をきかせられなかった私を…ッ…謝りきれない罪をッ…」
響「いいですよ、私は命がけで守ってくれただけで十分です」
奏「でも私はッ…」
未来「…奏さん、いいんです、響がそう言うなら」
奏「う、…」
奏「本当にすいませんでした」
といって部屋から出ていく。
翼「本当にすいませんでした、私たちの力不足です、失礼しますッ…」
タクヤ「失礼します…」
響「待って、あなたは…どこかで…」
おれはそれに答えることはできなかった。
つらいのだ。
-
—現代—
弦十郎さんのてはずで俺は女しかいない、私立リディアン音楽院高等学校に入学することになった。
きついなと思いつつ、登校した初日、みんなから好奇の目で見られるわ、なんで男子が一人もいないのか、この時ばかりは普通の高校に行かせてもらえばよかったとは思う。
だが二課の本部がある関係でいかねばならず、頭の痛い話しであった。
あの日から2年たってもノイズとの戦いに明け暮れる日々が続いたが、苦には思わなかった。
なにしろちゃあんと給料はでるのだが、問題は住む場所だった。
弦十郎さんのところにおいてもらえるものの、毎日二人と超人一人の世話が大変なのである。
弦十郎さんはアクション映画を見ないか?とか、謎武術を習得させられるわで楽しいけど熱い。
奏はたまにわざと音痴で歌を歌ってくるし、誰もいないと抱きつかれるし、まぁ好きってことなんだろうけど、まだ告白されてないわで。
翼なんて部屋の片づけはできなくて『汚部屋』になることもしばしば。
だけどこの日常を守りたいと思った、なんだかんだで楽しいのだ。
こっちの世界にもガンダムは存在していた。
戦いが終わったら模型屋を開きたいという夢もできたが、学校はやっぱりつらいのだ。
みんなからいじられるし、男子一人だからだ。
—登校時間—
俺はいつもは奏達と行っていたのだが、今日は忘れ物を取りに行ったため、自転車で学校に向かっていた。
「うぉぉぉぉぉ!」
遅刻ギリギリなのだ。
一応バイクの免許も取ったが、実車はまだない。
響「あー、なんで寝坊したんだろ!」
立花響。
トップアーティストである風鳴翼、天羽奏が通っていることで有名な私立リディアン音楽院高等学校に通い始めて1週間。
自らの人助けで学校に遅刻したり、先生に怒られまくったりと、散々な日々が続いてとても災難だった。
走って学校に向かう途中自転車が通り過ぎる。
その後ろ姿に彼女は見覚えがあった。
ハッとなりながら彼女は走り続けた。
響「へぇ…へぇ…死ぬかと思った…」
未来「響ーだから起こしたのに、起きないからだよ!」
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響「ごめ〜ん未来」
未来「ちゃんとしてよねー」
安藤創世「ビッキー、また遅れてきたの?」
板場弓美「アニメ的にはもう少し平和でもいいんじゃない?」
寺島詩織「まったくーしっかりしなさいよ」
話しかけて来たのはいつもの仲良しグループの3人である。
創世「ビッキーは今日CD買いにいくんだっけ?」
響「そうそう!今日発売のツヴァイウイングと翼さん、奏さんのCD!」
詩織「今どき円盤なんて珍しいわね」
響「えへへー、特典が違うんだ—♪」
弓美「そんなに買って大丈夫なの?サイフがパンクしちゃうわ」
響「大丈夫だよー」
……………………………
—放課後—
響は一人、CDショップへと向かっていた。
だが、だんだんと様子が違ってくる。
人気が、ないのだ。
響「あれ…?人が…?」
コンビニの中にいるはずの人であった炭素の固まり。
響「これって…ノイズ…」
「いゃあー!」
その悲鳴を頼りに、声の主のもとへと急ぐ。
—リディアン音楽院高等学校地下特異災害対策機動部二課—
状況は?と翼
奏「久しぶりのノイズだ、いっちょやりますか」
タクヤ「どこへ向かえばいいんです?」
藤尭朔也「現在、反応を絞り込み、位置の特定を最優先としています」
翼「くッ…!」
奏「そうだ!タクヤに乗っけてもらってさ、そのおおまかな反応を頼りに上空から探すってのはどうだ?弦十郎の旦那ァ」
弦十郎「ふむ…待っているより足で探すか…よし…!ノイズの反応をタクヤに送ってくれ」
……………………………
「ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…」
響はさっきの悲鳴の主である女の子と共にノイズから逃げていた。
あれからどれくらいの時間がたっただろうか、あたりは暗くなっていた。
工場の建物の屋上にたどり着いたその時、ノイズが追いついた。
女の子「お姉ちゃん…死んじゃうの…?」
響「だめだ!、生きるのをあきらめないで!」
その時、あの日、奏さんが歌っていた歌を思い出す。
響「Balwisyall Nescell gungnir tron...」
すると突然、胸の、あの日の傷から、まばゆい1本の光が伸びる。
上空からノイズを追いかけていた奏と拓哉は、その光に気付く。
響の身体から機械があふれでる。
響「ッ!くぅぅぅぅ…!」
バシュウウウウウ…!
響がその身体にシンフォギアを纏った瞬間だった。
-
Episode2 雑音と不協和音と
友里あおい「反応、絞り込めました!」
藤尭朔也「ノイズとは異なる高エネルギー反応探知!」
了子「アウフヴァェへン波形!?」
弦十郎「ガングニールだとぉッ!?」
二課本部、指令室のモニターに映像とアウフヴァェッへン波形の照合結果が表示される。
それは現在、天羽奏が纏っているはずのガングニールのシンフォギアであった。
了子「新たなる適合者…?」
弦十郎「誰だ…!一体どうして!?」
弦十郎「まさか…!」
そう言うと弦十郎は立ち上がり、指揮を友里あおいにまかせ、現場へと向かって行った。
ー工場上空ー
拓哉「奏…!あれは!」
変形したままの拓哉が奏に言う。
奏「まさか…!あの娘か!」
奏「拓哉!翼を急いで向かわせろ!早く!」
拓哉「わかった!、翼ッ!」
地上をバイクで走っている翼に連絡を取る。
翼「なん…ですって!?あの光のある場所にむかっているけど、あの娘が!?…わかった!すぐに向かう!」
ブゥゥゥゥゥゥ!
そう言うと翼はバイクを加速させた。
……………………………
響「うわぁッ!」
そう言って目の前に飛んできたノイズを前に出した拳で粉砕する。
押し寄せるノイズの大群。
響「このままじゃ…守れない…!」
その時、巨人のようなノイズが現れる。
だが同時に、歌が聞こえた。
それは、バイクに乗りながらギアを纏った風鳴翼の歌である。
バイクからおりた翼は一瞬のうちに、天ノ逆鱗で巨人のノイズを二つにわってしまった。
そしてその上から青と白の戦闘機のようなものから、天羽奏が降下しながらSTARDUST∞FTONで一気に片づけた。
スタッ、バシュゥゥゥ…
着地時の衝撃をやわらげるため展開したものから、蒸気が吹き出る。
そして最後に変形して降りてきたのが大澤拓哉である。
響「!ツヴァイウイングとあの時の…!」
見覚えのある人達。
2年前、ライブ会場いらいの再会だった。
……………………………
自衛隊が到着し、後片付けを行っていた。
ノイズだった炭素の固まりを掃除機で吸いとったりしている。
響が助けた女の子は自衛隊からあったかいものをもらっている。
友里あおい「あったかいもの、どうぞ」
といって響にあったかいものを手渡す。
-
響「あったかいもの、ありがとうございます」
響「ふぁぁぁぁ」
あったかいものをのんでおちついていると響のギアが解除される。
響「ふぇ!?」
ヒュウウウウン…
驚いたはずみで、あったかいものをおとして、後ろに倒れかかってしまう。
トスッ
翼が倒れかかった響を受け止める。
翼「大丈夫か?」
響「す、すいません」
翼が手を離すと響の手に手錠がかけられる。
ガチャッ
響「へ?」
奏「悪いな、ちょっとついてきてもらうぜ」
拓哉「すまない、二課の仕事なんで」
響「えー!」
緒河「すみませんね、ご同行願います」
ブロロロロ…
翼はバイクでリディアン音楽院へ向かうことに。
俺と奏は車で緒河さんたちと向かう。
翼「わたしだけ…」
翼は一人ぼやきながら、むかっていった。
……………………………
ーリディアン音楽院高等学校地下特異災害対策機動部二課本部ー
パン!パン!
弦十郎「ようこそ!特異災害対策機動部二課へ!」
響「え…」
奏「おっさん…」
翼「はぁ…」
拓哉「おぅふ」
-
拓哉「相も変わらず歓迎会かよ」
奏「でも楽しもうぜ、せっかくごちそうでてんだからよ」
翼「まったく…奏は…まぁ私も便乗させてもらおう、まだ9時じゃないからな」
……………………………
みんながそれなりに息抜きするなかで3人は食い物にとりついていた。
はむはむ、むしゃむしゃ
翼「うまいな」
奏「うますぎる」
拓哉「最高だ」
そこに了子さんとのツーショットを撮られた響がやってくる。
響「あの〜」
翼「!」
奏「ヤベッ」
拓哉「やば」
響「…」
響「ツヴァイウイングのお二人って思ってたよりなんというかーその…変わってますね!」
翼「」
奏「」
拓哉「あわわわてるな、これはだな…」
翼「ひゃうっ!わぁぁぁぁぁぁぁ!」
奏「翼が発狂しはじめた!?」
拓哉「翼おちついて!」
翼「トップアイドルなのに醜態をさらしてしまった…私は…イメージ台無しだぁぁぁぁぁ!」
響「翼さん!おちついてください!私そういうつもりじゃ…」
ともかく、二課に新たなメンバーが加わったが、詳しい話はあとにしておこう。
俺は学校で聞き出そうと思った。
響がなぜ戦おうとするのかを。
響は身体検査を了子さんに受けさせられている。
彼女がなぜシンフォギアをペンダントなしで起動させたのかを調べるために。
……………………………
ーリディアン音楽院高等学校学生寮ー
響「たぁだいまー…」
未来「響!もうこんな時間までどこ行ってたの!?」
床に寝っ転がる響。
響「ごめん…」
未来「近くでまたノイズが現れたって…ニュースでも言ってたよ?」
響「ふぅむ…でももう大丈夫だから…」
テレビ『風鳴翼、移籍の可能性も』
響「んぁ」
『本日新曲を発表した風鳴翼さんに関する大きなニュースが舞い込んできました』
『イギリスの大手レコード会社、メトロミュージックより、海外展開の打診があった模様です』
『2年前の事故以来、ソロアーティストとして活躍している風鳴翼…』
未来はあきれた様子で響をみてムッとした。