ワザップ!フォーラム
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フェアリーテイルのキャラクターがもし高校生だったら・・・。
多少ovaをまねていますが書いてみました。
もちろん魔法は使いません。
一応ストーリーにそっていきたいと思います。
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妖精学園。一般的な高等学校。
ここは妖精学園の二年F組。
「ぐは、ゲホゲホ…。誰だ、ここにイタズラしたやつは!?」
この男の名はグレイ。ドアに挟まれた黒板消しに当たったようだ。
「そんなことをするのはナツしかいないでしょ。」
と言い、1人の男を指差した。この女の名はミラジェーン。F組ではかなり優秀だ。そして指さされた男の名はナツ。赤い髪にマフラーが特徴的だ。
「やんのか、このつり目やろう!?」
「やんのか、このたれ目やろう!?」
「まずは謝ったらどうだ、この乗り物男!!」
「俺じゃねえって言っているだろ、この露出狂!!」
始めは口げんかだったがついには殴り合いに発展した。
「やめんか!!」
そのとき赤い髪の女が入ってきた。名はエルザという。
「喧嘩をするほど仲が良いと言うがほどほどにな。」
「「あい…。」」
といいナツとグレイは肩を組んで仲がいいフリを始めた。
「あとグレイ、服を着ろ」
ナツとグレイは喧嘩が強いことで有名だが委員長とはいえすぐに喧嘩を止めるのは難しい。エルザはもっと怖いのだろうか?
ガラガラ
「おはようございます、ハッピー先生。」
エルザは入ってきた先生に会釈して自分の席に着席した。他の人たちも着席する。先生が小さい猫であることは突っ込まないでおこう。
「起立」
ハッピー先生はそう言ったが教卓にハッピー先生の姿が隠れてしまい姿が見えない。何度もジャンプするが全然見えない。
「羽が欲しい…。」
そう言って落ち込んでしまった。それをミラジェーンが持って教卓にのせる。
「うぅ。ありがとう…。では気を取り直して、起立、礼、あいさ〜。」
「「「あいさ〜。」」」
謎の号令の後、
「今日は新入生がくる。」
ハッピー先生はそう言い廊下にいる人を呼んだ。
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「ルーシィと言います。みんな宜しく!!」
この女の名はルーシィという。黄色い髪が特徴的だ。
「じゃあルイージの席はあっちね。」
「ルイージじゃないわ!!」
ハッピー先生の間違いを素早く突っ込む。
ルーシィは言われた席へ行った。
「宜しく、ルイージ!!」
どうやらナツの隣のようだ。
「だからあたしはルーシィ!!まったく、あの先生のせいでとんだ迷惑よ。」
「やめとけ。先生の悪口を言うとアレがあるぞ…。」
といい震え出すナツ。
「アレか…。思い出したくもねぇ…。」
といい震え出すグレイ。
「アレって何!?分からないと余計怖い!!」
「んじゃ、ルーシィあと二回でアレね。」
ハッピー先生は言う。
「だからアレって何なのよーーー!!」
・・・。
「ここでしらけないで!!」
「では授業を始めます。」
「スルー!?」
「ルーシィ、真面目に授業受けろ!!」
エルザがやや怒っている。何故かナツたちが震え出す。
「当然の反応で何故か怒られた…。」
「ルーシィ、残り一回ね。」
「あい…。」
そして授業が始まった。
1時間目…魚の計算
2時間目…魚の読み方
3時間目…魚の性質
4時間目…魚のおいしい食べ方
そして昼食の時間。
まずは屋上。ナツとエルフマンたちがいる。
エルフマンの弁当はかわいい弁当だ。
「いいな〜。毎日そういう弁当で。」
というウォーレン。彼はランチパックのツナマヨ味を食べている。
「姉ちゃんが作ってくれるんだ。漢だ!!」
「いやいや、姉ちゃんは女だから。」
その頃ナツはビニール袋からカレーパンを取り出した。それにタバスコをかける。
「いやいやそれはないだろ」
「旨いんだし、いいじゃん」
「漢だ!!」
そこへグレイが来た。
「そこは俺の場所だ。どけよつり目やろう。」
「うっせーな、やんのかたれ目やろう!?」
そしてナツは素早くタバスコを取り出し、グレイは左手をパー、右手をグーにして左にし、そのまま両手で保冷剤を取り出した。そのままタバスコはグレイの、保冷剤はナツの口へ…。
「「ぐぎゃー!!」」
そのままもがきながら床に倒れた。
「若いのは元気じゃのう」
彼はマカロフ。歳はかなりいってるが留年しまくり未だ高校二年だ。
「ていうかここでくさや焼くな!!」
ウォーレンはあまりの臭いに気絶すんぜんだ。
「旨いぞぉ。喰うか?」
マカロフは言うが反応したのは他の留年組だけだ。
「あと酒があったらな〜」
そう言いながら煙草を取り出す留年組のワカバ。勿論高校は禁煙で酒も禁止だ。
「いいのぉ。今日一杯行くか?」
そう言い左手の人差し指と親指を合わせ口につけるマカロフ。もう何も言わん。
ところ変わって校庭。そこは女子生徒の憩いの場となっている。今はルーシィ、エルザ、ウェンディ、レビィがいた。
ウェンディは歳は12歳だが頭がとても良く飛び級でこの妖精学園に来た。どっかのクソジジィとは大違いだ。
レビィは読書が大好きな女子生徒だ。彼女は古典と現代文の成績はずば抜けていいが他は…。だが古典に関しては学者並の学力を持っている。
「うわ〜。ルーちゃんのお弁当すご〜い。」
ルーシィは休み時間の間にこのクラスに打ち解けたようだ。
「まったく、こんなに豪華にしないでよ…。」
「お仕置きですか?」
不意にメイド服のピンクの髪の女が出てきた。彼女の名はバルゴという。
「だから来ないでよ!!」
「お仕置きですか?」
「だからもういいって。」
「さっきも見たけどバルゴってルーちゃんの召使いなの?」
思わずレビィが訊く。
「ま、まぁね…」
「すご〜い!ルーちゃんってお金持ちなんだ。」
「いや、そういうわけじゃ…。ていうかエルザの昼食凄くない?」
ルーシィは話しを逸らす。エルザの昼食はショートケーキだ。
「いつもですよ。ルーシィさん。」
ウェンディはそう答えた。
「そうだが何か問題でも?」
「いや、そういう訳じゃないんだけど…。」
エルザの強い言い方にルーシィはたじたじだ。
「なぁエルザ。今日は良い予感がするんだ。カードがそう言ってる。」
そう言いながら1人の女子生徒が来た。彼女の名はカナといい、留年組の1人だ。
カナはよくフェアリーテイルのデータカードダスを使って占いをする。フェアリーテイルとはルーシィがナツと出会い、フェアリーテイルという魔導士ギルドへ行き様々な事件を介して強くなるという内容だ。只今も漫画の連載も続いており、アニメは土曜午前10時半から絶賛放送中だ。ちなみに本編とは関係がない。
「カナ!!いい加減その髪型を整えたらどうだ!!あとなんだ、その目のやり場に困る長いスカートは!!」
エルザはカナに注意するがいまいち意味が分からない。だいたいデータカードダスのことは注意しないのだろうか?
「いいから、今日はいいことがあるからね。」
そう言いカナは去っていった。
ところ変わって教員室。
「魚、美味しいよ。シャルル先生も食べる?」
「遠慮しとくわ。それよりも最近妖精学園の生徒が怠けている気がするのですが。」
こちらの白い猫はシャルル。噂では別の国であるエクスタリアという国の女王だという噂があるがシャルル本人は否定している。
「大丈夫だよ。」
「あんたがそうだから…。」
そこまで言いシャルルは呆れてしまった。
さらにところ変わって学校の競技場。馬の着ぐるみを着た人が弓を持って馬に跨って流鏑馬の練習をしていた。彼はサジタリウスという。サジタリウスが放った矢は見事に的に当たった。
「やっぱり凄いですね。彼はついに全国大会ですって。」
そう言ったのは保健室の先生のアリエスだ。だが他の先生は答えない。
アクエリアスとスコーピオンはラブラブで全く聞く耳を持たず、クロックスは寝ていた。
チャイムが鳴り授業が始まり、そして放課後。
エルザが歩いていると1人の男が声をかけた。
「す、すいません…」
「はい?ああジークか」
彼の名はジーク。あの高校の人だ。
「あの、明後日デ、デートに行きませんか?」
「!?」
エルザは驚いた。それもそのはず、デートは初めてだからだ。勿論彼氏はいない。
「じ、じゃあ噴水前で。」
そう言い走って去っていった。
エルザはカナに心の中で拍手を送り、スキップしながら帰った。
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第2章
翌日、グレイがまた黒板消しのトラップにかかりナツと喧嘩している。
しばらくするとエルザが入ってきた。ナツとグレイは急いで仲がいいフリをするがエルザはお構いなしに自分の席に着き鼻歌を歌い始めた。
「大丈夫か?今日のエルザおかしいぞ。」
「変なものでも喰ったんじゃないのか?」
思わず拍子抜けするグレイとナツ。
「おはよ、エルザ。なんかいいことあった?やっぱりカナの占いあたるね〜。」
「い、いや、そういうわけでは…。あ、ナツとグレイ、喧嘩はほどほどにな。」
しかしもう喧嘩は終わっている。
「やっぱり嬉しそうだよ、なんかあったの?もしかしてデートのお誘…」
ルーシィは言い終わらない内にぶっ倒れていた。もしかしてエルザだろうか?
「だ、大丈夫か?」
「いや、エルザが殴ったんだろ。」
そうグレイが指摘すると
「そうだったのか?とりあえず一発殴ってくれ。」
と如何にも古い台詞を言う
「いたた…。全く怖いな、エルザは。やっぱりデー…」
またルーシィは倒れた。
「おいおい、ルーシィも懲りないな。」
「漢だ!!」
呆れるグレイと訳の分からないことを言うエルフマン。
ガラガラ
そしてハッピー先生が入ってきて授業が始まった。
一時間目…魚の哲学
二時間目…魚の分布
三時…。
「ついに来たぞ!エリゴールだ!!」
エリゴールとは風とともにやって来るクレーマーだ。彼は何か適当な言い訳をつけてこれを賠償金を払わないとララバイと言う魔笛を吹くぞと言う。ララバイは聴いた者の命をとる魔笛だと言うが例えその魔笛が嘘でも断った場合、生徒の保護者から何を言われるか分からない。そういう駆け引きで学校を点々とし、金をとるいやな奴だ。(チッ、授業遮りやがって)
「ここの先生に猫を採用するとはどういう了見だ!!今すぐ賠償金を払わないとこのララバイという魔笛を吹くぞ!」
「レビィちゃん、警察を」
ルーシィはレビィに言う
「おっと、警察が来たら吹いちゃうぞ!」
「く、手も足も出ない。」
「さぁ賠償金を出せ。」
ララバイに口をつけようとしたとき、グレイはかき氷機を取り出した。どうやら改造されているようだ。
「うおぉー!!」
グレイがかき氷機のレバーを回すと中から砕けた氷が飛び出した。エリゴールに当たり怯む。
「くそ、やりやがったな。吹いてやる!!」
そう言って息を吸い込んだそのとき、突然悲鳴を上げてエリゴールが倒れた。
どうやらナツがララバイとタバスコを入れ替えたようだ。
しばらくすると警察が来て、エリゴールを逮捕した。
その後、生徒は午前で授業を切り上げて各々の家に帰った。
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第3章
「みんな、おはよー!」
ルーシィが教室のドアを開けると上から水が…。
「誰よこれやったの!!」
みんなナツを指差している
「なんなのよこのイタズラは!?」
「なんでお前なんだよ。それグレイ用のやつなんだぞ。」
ナツは怒り気味に言った。
「逆ギレ!?」
「そんな子供騙しにひっかかるやつが悪い」
グレイが入ってきた。
「今日は引っかからないからな。」
そう言いながらグレイは席に着く。
「あちー!!」
グレイが飛び上がった。
「やーい、引っかかった!!」
ナツが喜んでいる。
「椅子に焼け石か…。エグいな…。」
エルフマンは思わず呟く。
「やんのか、このつり目やろう!?」
「やんのか、このたれ目やろう!?」
「また始まった…。」
やれやれという様子のルーシィ。
「座れ!!授業が始まるぞ!」
エルザが入ってきて喧嘩も収まり、グレイが服を着たところでハッピー先生が入ってきた。
「起立、礼、あいさ〜」
一時間目…魚の言葉
二時間目…古い魚
三時間目…魚の遊び
四時間目…魚の調理
昼食
今日は四時間授業なのでこれで解散だ。
ルーシィは帰る方向が一緒であるウェンディと校門まで行くとエルザが声をかけてきた。
「一緒に帰らないか?」
ルーシィは一瞬びびったがウェンディがいいですよと言い、一緒に帰ることになった。
すると、
「霧吹きはいらんかね」
と言いながら男が通り過ぎた。
「誰?」
ルーシィが訊くと、
「あれは霧吹きの押し売りの人でな、あまり関わらん方がいい。」
とエルザが答えた。
しばらくすると川に着いた。近くにあったベンチに座る。
「あの、今日は話があってな。」
エルザが言った。
「なに?」
「その、デートに誘われてな」
「やっぱり!!で相手は誰なの?」
「その、ジークって人でな」
「ジークさんってあの評議高校のですか?」
「そうだが。」
「凄いじゃん、でどんな人なの?」
「その、いい奴でな、私の思い出の人に似てるんだ。」
「へー。でいつなの?」
「今日なんだが、何を着ていこうかと思って…」
「分かった!!じゃあ今から洋服屋に行こう!!」
「いや、そこまでしなくても…。」
「いいから、いいから。」
「いや、これは異性が感じる見た目に対する対応の研究であって…。」
「何変なこと言ってるの?さぁ行くよ。」
そうして洋服屋。ちなみに敬語がウェンディで敬語じゃない方がルーシィだ。
「まずは色々あるから試着して」
分かったと言い、試着室で次々に試着するエルザ。
「試着早っ!!」
ドレス、ワンピース、ミニスカート、ヒョウ柄、鎧…。
しばらくして服を決めて購入し、帰る途中、
「あれって幽鬼学園の人じゃないですか?」
ウェンディが言った。ウェンディが指差す方には如何にも悪そうな人たちが五人いた。
「私たちには関係ないことだ。無視して行くぞ。」
「ギヒヒヒヒ、ちょっとお姉さんたちちょっと遊ばないかい?」
エルザが無視するよう言ったが、幽鬼学園の1人とルーシィが目があってしまった。
「うちのクラスメートに手を出すな!!」
「メガネをお持ちします」
エルザが叫ぶとウェンディがエルザからメガネを受け取り、エルザは髪をほどいた。そのまま服から鉄パイプをとり、ルーシィに声をかけた男に向かいあった。
「ギヒヒヒヒ、鉄は俺の大好物だぜ!!」
そう言ったがエルザに叩かれまくっていた。
「ギ、ギブ…」
しばらくするとナツとグレイが来た。
「大丈夫か!?助けにきたぞ!」
すると幽鬼学園の唯一の女が
「ジュ、ジュビア恋しました。」
その視線の先にはグレイが。しかしその隙にエルザが攻撃し、残りの幽鬼学園の生徒は逃げて行こうとしたがエルザは鉄パイプを振り回している。しかしここは噴水前。ちょうどそのときジークが来た。
「悪だ!!」
ジークは悪が大嫌い。
そのままジークは帰ってしまった。
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第4章
「エルザ、元気だして」
「ジーク、ジーク…」
ルーシィは宥めるがエルザはずっとこの調子だ。珍しくナツとグレイも喧嘩どころではないと感じてエルザのところへ来ている。
「大丈夫か、エルザ?」
心配するグレイと、
「エルザを泣かせる奴は俺が許さねえ!!」
と今にも誰かを殴りそうなナツ。
そこでウェンディが教室に入ってきた。
「おはようございます。エルザさん大丈夫ですか?」
「う、うん。大丈夫…、じゃないか…。」
そのままルーシィは今まで疑問に思っていたことを訊いた。
「ウェンディって飛び級でここに来たんだよね?」
「はい。」
「じゃあなんでここにしたの?」
その瞬間みんなの視線がルーシィの方にいった。
「それは訊いちゃダメだろ。」
ナツは言う。
「え!?あ!」
ルーシィはウェンディの方を見るとウェンディは半泣きだ。
「マ、マスター…。」
「ごめんね、訊いちゃダメだったか。じゃあなんでそんなに頭いいの?12歳でしょ?」
今度はみんなの視線が待ってましたと言っているようだ。みんなそこはとても気になるようだ。
「あ、いや別に頭がいい訳ではないんですけど。」
謙遜してから
「七年前ぐらいに私の育て親のグランディーネがいなくなってしばらく歩いていたら、ジェラールさんて人が…」
「ジェラールだと!?」
今までジーク、ジーク言っていたエルザが突然身を乗り出して訊いてきた。エルザに当たり吹き飛ぶルーシィ…。
「いたたた…。どうしたの?突然。」
「いや、すまん、取り乱して。ウェンディ、そのことについて詳しく聞かせてくれないか?」
「いいですけど…。」
その後のウェンディの話を物語風にまとめると、
「グランディーネ、グランディーネどこにいるの?」
幼少時代のウェンディが泣きながら呟いていた。そこに1人の男が通りがかった。
「大丈夫かい?」
「グランディーネがいなくなっちゃったの…。」
「グランディーネって君の親かい?」
「うん。一緒に探して。」
「分かった。君の名前は?」
「ウェンディ」
「ウェンディっていうのか。僕の名はジェラール。」
その後色々なとこを捜したがいなかった。
「これからどうするんだい?なんなら今僕は旅しているんだけど一緒にくるかい?」
「うん!」
その後旅をしながらグランディーネを捜し、ジェラールはウェンディに勉強を教えた。ジェラールの教え方も良く、ウェンディも物わかりが早いため色々な知識を覚えて、そして今ウェンディが高校にいるのはジェラールのおかげだと言っていた。
「でジェラールってどんな人?今もいるんでしょ?」
ルーシィは思わず訊いた。
「いや、それはない。」
答えたのはエルザだ。
「はい…。」
その後の話は、
「アニマ!!」
突然ジェラールは叫んだ。
「どうしたの?」
「いや、すまない。今日で君とお別れだ。」
「いやだ!!ジェラールがいないなんて!!」
「すまない。近くに寮付きの小学校があるからそこまで一緒に行こう。」
「いやだ、いやだ!!ジェラールと一緒がいい!!」
しかしウェンディの願いも叶わずウェンディは近くの寮付きの小学校に連れてこられた。この小学校は小学校から高校まであり、校長をマスターと呼んだ。この学校の名を化け猫の宿という。
「あれ?なんで高校はここなの?」
「ルーシィ、それは訊かない約束だろ。」
グレイがルーシィに怒り気味に言った。
「あ、ごめん。でジェラールは今どうしてるんだろ?」
「奴は今、道を踏み外している。」
「そんなはずありません!ジェラールさんはとてもいい人です!」
「奴は…。」
ガラガラ
ちょうどハッピー先生が入ってきた。
「続きは放課後。」
エルザはそう言った。
そして放課後。エルザの周りにナツとグレイ、ルーシィ、ウェンディ、そして何故かジュビアが来ていた。
「そいつは?」
エルザが訊くと、
「ジュビアと言います。よろしくお願いします。」
「お前は、あの時の!!」
エルザが身構える。
「大丈夫だ、そんなに悪い奴ではねぇ。」
「ありがとうございますグレイ様。ジュビア感激!」
「もうジュビアと仲良くなったんだ。」
ルーシィが言うと何故か
「恋敵ー!!」
と言いジュビアがルーシィを睨んできた。視線は憎悪に満ちている。
「何よ、恋敵って。まあそれはともかくジェラールがなんで道を踏み外しているの?聞く限りいい人じゃん。」
「それはだな…」
ちょうどそのとき、
「うおー!!新しくゲームセンターが出来たのか!!行こうぜ!」
ナツが言いだした。
「相変わらずうっとうしい奴だなこのつり目やろう!?」
「やんのか、このたれ目やろう!!」
「また始まった…。」
「やめんか!!」
「「あい…。」」
「あとグレイは服を着ろ」
「おっと」
ウェンディはアワワと言いながら目を覆いジュビアは何故か嬉しそうだ。
「まぁとにかく、話はゲームセンターでしましょ。」
「たまには息抜きも重要だな。」
ルーシィの提案に納得するエルザ。
ここのゲームセンターはコインゲームがメインで賭け事ではないのに珍しくディーラーとかがいる。
エルザとルーシィはトランプ、ナツはアーケード、グレイとジュビアは喉が渇いたので飲み物を飲みに行き(まぁジュビアはグレイについて行っただけだが…。)ウェンディはちょっと用事があるので帰った。
まずはアーケード。
ナツが叩きまくり今にも壊れそうだ。そこに1人の如何にも四角いダンディーな男が近づいていた。
次に飲み場、グレイとジュビアが妖精学園と幽鬼学園について話しているとそこが停電になった。
ここはトランプ場。エルザとルーシィが話しながらディーラーの配るトランプを見ているとディーラーとルーシィの隣に座る猫の耳型カチューシャをつけている女の子が不敵な笑みを浮かべた…。