ワザップ!フォーラム
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始まり
赤い…。 目の前が真っ赤に染まった。
一体何が起こったのか? 全く理解できなかった…。
ボーンボーン…… 時計の音で目が覚めた…。
「今のは 一体?」
目が覚めると見覚えの無い部屋に寝そべっていた。「ここは…。」
僕は塾があって、その後 家に帰ろうと思って帰りの支度をしていた…。
その後からの記憶が無い。
その後 一体なにが起きたのか? どうしてこんな場所にいるのかわからない。
「一体なにがあったんだろう。」
そう思いつつ辺りの様子を伺った。
僕は今だいぶ大きい部屋にいるようだった。
周りには時計やソファーなど色々な家具が置かれていた。
その時 目の前にあったテレビの電源がついた。
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ゲーム
「おはようございます、皆さま。」
テレビから高い男の声が聞こえた。
「私はこの屋敷の主人にございます。」
テレビに映った男はそういった。
「これからあなた方には命をかけたゲームをしていただきます。もちろん生きてゲームをクリアしたものはここからでることができます。」
誰かが質問したのだろう屋敷の主人は次にこう言った。
「なお、今は自分ひとりしか部屋の中にいませんが、他の部屋にも同じような人がおります。」
「また、ゲームをクリアできなかったものは死にますのでお気をつけて。」
「それでは、最初のゲームを始めさせていただきます。」
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最初のゲーム
「では、これよりゲームのルールを説明させていただきます。」
「ルールは簡単です。30分間彼らから逃げ切ってください。なお、捕まった場合はゲームオーバー つまり死にますのでお気をつけてくださいませ。」
「では、これよりゲームを始めさせていただきます。」
屋敷の主人が言い終わるのと同時に背後にあった鎧が動き始めた。
鎧はゆっくりとこちらに近づいてきた。同時に僕はドアに向かって走り出した。
ドアはちょうど鎧があった場所の向かい側にあったので簡単に部屋の外に出ることができた。
部屋から出て周りを見ると、同じような鎧が廊下を歩いていた。僕はすぐに鎧から見えない位置に移動するとその廊下を後にした…。