ウォンテッド:ウェポンズ オブ フェイト

兄貴は仕事はきっちりするタイプなので切嗣に対しても愛想のないマスターだと思いつつも順調に勝ち進める気がします。
実際本編でも言峰とともに情報収集に徹してましたし、ルーン魔術もかなりの腕なので切嗣が望んだアサシンやキャスターの特性を持ち合わせてもいます。
騎士道に対するこだわもそんなにないでしょうしね。

ディルムッドなら「生前は貫くことが出来なかった騎士道を貫く為」なので、性格面ではセイバーと同様に相性が微妙。
また、そもそも、ディルムッドはランサー適正よりセイバー適正の方が高い。
アーサー王なんて規格外が出てこなければセイバーの座に付けた英霊です。正確も相応の物でしょう。
また、「騎士としての誉れ」を重視するあまりケイネスとあまりうまくいかなかった為、やはり性格的には微妙。



クーフーリンの場合、あの人と相性の悪いマスターの方が稀。事実いろんな作品でいろんなマスターと一緒にそこそこの活躍をしていますし。
ユーモアを理解し、ある程度ならどんな人物にも忠実に従う点はもちろん、聖杯への望みはなく、過程としての闘争こそが目的であり、戦いを完全に避けるマスターはいない以上、彼は誰がマスターでも望みを叶えることが出来る。
切嗣の側から見れば、情報収集役として優れ、遊撃もこなせる彼は優秀な駒。

利害関係は一致する。が、クーフーリンが切嗣を気に入るかどうかは際どいかも。
まあ、クーさんなら気に入らなくても仕事はしてくれる。

問題としては、召喚のための触媒が用意不可能な点。
アレはバゼットさんの家に代々伝わる的なサムシングですし。


エクストラのランサーの場合、切嗣的に許容不可。
串刺し公とエリザベートは正義の味方としてどうあがいても敵だろう。
カルナはそもそもインド勢故に正規の聖杯戦争では呼べぬ。

ランサーどころか、セイバー以外は現状より間違いなくマシになると思います。
切嗣は「少女に国の責務を押し付けた周りとそれを受け入れたアルトリア」が嫌いなので、ディルムッドやクー・フーリンなら最初の段階からそれなりに会話を行い、最低限の作戦会議くらいはしたと思います。

ディルムッドに関しては、最初にセイバーに出会ったのが原因で騎士道拗らせたみたいなので、最初にしっかりとその辺りを会話で解消できていれば、忠義の騎士として動いてくれると思います。

セイバーだって行動の上では従順でしたよ。むしろ他のサーヴァントだったらもっと酷かった筈です。聖杯戦争ではサーヴァントによるマスター殺しなんてザラですから、裏切らなかっただけでも相当人格が出来ています。
それに、そもそも生前は切嗣と似た方法をとり続けて清濁併せ呑み、「王は人の心が分からない」とまで言われてしまった英雄ですし。

そんな本来切嗣と同類であるセイバーが切嗣と不仲になったのは、主に同属嫌悪と、ランサーに感化されて騎士道が気になっちゃった所為です。(矛盾してないか、とは気にしない方向で)

言ってしまえばランサーの影響でセイバー陣営の不仲が加速したのに、その大元であるランサーを持ってきたら不仲で済むのか、と。
セイバーと違って清濁併せ呑む性格ではないのに、不仲な状態で勝ち抜いていけるのか、とも。

むしろ同属のセイバーだからこそ英雄嫌いの切嗣とでも成立していたコンビなので、これ以上を望むならそもそも英雄ではないアサシンやキャスターで呼ばれる英霊達でなければなりません。一番は兵士であり暗殺者であるアサシン。それが駄目なら研究者寄りの魔術師でキャスター。それ以外は形こそ違えど切嗣の嫌う「戦場の英雄」になってしまうので。