平均的なサーヴァント6騎、という意味合いでは?
五次に召喚されたサーヴァント達はそのほとんどが歴代最強、英雄最上位クラス。第四次の英霊も平均以上のサーヴァント達が揃っていました。流石に、それぞれがクセの強い上に各クラスで呼ばれうる最上級レベルの連中を五?六騎相手にするのは理性のないヘラクレスでは若干厳しいでしょう。(理性があったら問題なくいけそうな辺りがバケモノですが)
そもそも格は同等でも相性最悪のギルガメッシュがいますしね。ランスロットの場合は相性はまあまあですが格の方が……。
アーチャーが視認した時点ではまだ十二の試練の効果も知らず、ヘラクレスは狂化を抑えている状態の筈でしたし、宝具込みや狂化後のステータスで考えた発言とは考えにくいんですよね。もちろん、アーチャーには生前の記憶や解析能力もあるので解釈次第では絶対にありえないという訳ではないのでなんとも言えませんが、生前の記憶はほとんど磨耗しているらしいですし。
なので私も個人的には、ヘラクレスに関しては狂化前のステータスなのではないかと考えています。『狂化はクラスによる後付のスキルなのでステータス表には加算されていない可能性がある』というのが私の持論です。
それに、ステータスはA+が最高表記なので(EXは比較不可能の規格外。Aランクが基本的な最高レベルで、俊足や怪力など特殊な伝承がある英霊のみ+が付いている感じ)、同じA+だからといって実際の内部数値が同じとも限りません。
それ以外のランクでもピンキリで、同じランクで表記されていても最大でワンランク近い内部数値の差がある場合も想定できます。例えば同じBランクでも、Cからギリギリ上がってきたBランクとAランクに届く寸前のBランクでは差があると思われます。
他にも敏捷は反応速度や足の速さを総合したと思しきランク表記ですし、同ランクだからといってまったく同じ能力という訳ではないのでしょう。
ちなみに、どちらかといえばランスロットの方が作中描写に対して過大表記になっている感があります。作中では真の力を見られなかっただけで、本来はもっと強力な英霊なのかもしれません。こちらは、狂化込みのステータスに見えます。流石に、ランスロットには天を持ち上げた逸話なんてありませんし。
※というか、zeroに登場するサーヴァントはスキル扱いになるような宝具が宝具扱いになっていたり、その為か各英霊の保有スキルが少なかったり、伝承が昇華した系の宝具なのにランクが高かったり、そもそも宝具全般のランクが描写に対してワンランクくらい高く感じたり、その英霊の知名度のわりに宝具の持ち込み数が多かったり、特殊な伝承が無いのにA+ステータスを持つ英霊がいたり、と他作品のステータス表とは少し違う基準で書かれているようにも見えます。