そもそもなぜ審判者に挑むのか?
それはアギトたる存在になるため。
では、アギトとは何か?
それは不可視世界(死の世界)への扉を開けることのできる”人”。
つまり、審判者に挑むのは人でなければならないわけです。
これは詳しくは説明されていないのですが、人間という意志を持った存在でなければ意味がないそう。
言ってみればルシはクリスタルの駒。自らの意思を持たない存在であるために、アギトには向かないと、アレシアに判断されたのだと思います。
アレシアは、アギトになりうる魂には、ある12の要素が必要と考えました。
この12の要素を持つのが0組というわけです。
つまり、最初からアギトになり得るのは0組だけということですね。
例えばエースは慈愛、デュースは優しさなどなど・・・
これらはルシになってしまうと次第に消え去るものなので、ルシになってしまうということは、アギトになれなくなる、ということになります。
なので、ルシになって審判者を倒しても、何も意味無いというわけです。
クリスタル、そしてルシの大元の使命は、御霊(アレシア)の思うように世界を動かすこと。実際、歴史ノ記録などを見てもらえれば分かると思うのですが、大体のことに少なからずルシが登場します。ルシ自身にはアギトになるという使命はありませんし、朱雀などの国を守るのではなくクリスタルを守ることが役目です。
それに、ルルサス相手に倒れるルシ(シュユやニンブスもおそらくルルサスにやられたものと思われる)が、その親玉である審判者(ルルサスのルシ)を倒せるはずが無いでしょう、多分。。。
0組が人ながらにして倒せたのは、人としての強い意思があったから。また、マキナとレムが力を貸してくれたからです。マキナとレムは、ルシになり一度は昇華しましたが、アレシアによって復活します。これは、ルシでありながら、自らの意思を固く持っていたから。これは今までの輪廻の中でも特異な事で、奇跡的なことだったのです(公式でも奇跡と書いています)。アレシアは2人の強い想いに押されて2人を復活させ、マキナとレムは人の意思を持ちつつも、人ならざるルシの力を持って、0組の手助けをしました。
なぜ意思を持っていられたのか?明確に解説はされていませんが、この2人も元々はアギトになるための要素だった(後に不要とされた愛と苦しみという要素)、というのが起因しているのかもしれません。
ちなみに、世界が輪廻に還されなかったのは、アレシアが人の生きる意思と想いの強さ、そして、0組の最後を知ったから。最後まで人として戦ってきた0組の様々な想いが、アレシアの心を動かしたんですね。
零式には曖昧な点、不明瞭な点がいくつか存在するので、明確な答え、というのは分かりませんが、おそらくは上記のことが理由だと思います。
分かりづらいかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。
では、夜分失礼いたしましたm(_ _)m