ヤクザの刺青は本人の自由。
強制的とかある訳がない。
彫る場合は自費。
一番下の回答者は出してくれるのが多いみたいと回答しとるが、そんな組は無いわ!
ヤクザに成り立てのペーペーは(ペーペー言うのは新入りのガキんちょの事)は事務所内での電話番や掃除、雑用等の使い走りで、いわゆる見習期間であり、小遣いと言う形で金銭を貰える程度で
例えば、タバコ買って来いと言われ、釣り銭はとっとけとか、そんな程度でありペーペーの頃は兄貴分や組長に余程気に入れられたりしたら褒美として、たまには遊んで来いと言われ小遣いとし貰え、ペーペーの奴で刺青入れたいやつは貯めた金で兄貴分に相談し、彫り師に「紹介状」を書いてもらう。(紹介状を書くのは組により異なる)
筋彫りだけで金が無く色を入れないままのヤー公も、ぎょーさんおる。
(筋彫りと言うのは色が入らない、最初の段階の絵柄の下絵みたいなもんと解釈して下さい)
タトゥーと違い、色が入り完成するまで何年もかかるやつもおる。
また長年、ヤクザ稼業をしてる連中や、ある程度、上に行った人間で手首の所まで全身に入れてるやつもいてる。
しかし、そんな奴も夏場でも長袖を着て隠す。
人に安っぽく見せるもんと、ちゃうから。
ただし、洋彫の(電動式の針)タトゥーをカタギの頃に入れ、そのままヤクザに入るやつもおるが基本的にはヤクザの世界では和彫りが鉄則であり、またヤクザの刺青は素人衆に見えない箇所に彫るのが第一段階であり、前ならばシャツを着て肩の下の大胸筋の横、背中であり、この点がファッションとして入れるタトゥーとは根本的に違う。
タトゥーは、まず入れるとしたら上腕や下腕が多く、ファッションとしてやから見せびらかすのも大前提になってる。
ヤクザの刺青は「一般社会に戻れない」と言う覚悟を決め、この世界で極道として生きると言う信念から入れる為に、やたらに見せびらかし安く自分を売らないと言う違いがある。
洋彫りは電動で手軽で金さえ払えば入れられるが和彫りは電動針と違い、鋭利で尖った、わかりやすく言うと細い彫刻方のようなもので、一つ一つ、ザクッザクッと出血を拭きながら丹念に彫り、これこそが「彫りもんであり、墨を入れる」なんですわ。
刺青入れたいんですけど〜と言って、金出してくれる親や兄貴がいるわけがない!
そんな甘い世界やないわ。
絵柄は、自分で好きなものを入れるのは、かまへんけど、ただし自分のいる組の兄貴分等と図柄が被らないようにせなアカンし、あとは彫り師次第。
ヤクザの彫り師は、ヤクザ専門やから、
例えば龍が如くの桐生みたいな龍を入れたいと言った場合、龍は登り詰めると言う意味もあり最上級の彫りもんやから、彫りたいと言った、そいつがチャラチャラしたような奴やったり?気が感じられんと思われたら断られるし、また他の組の誰々が入れとるから他の彫りもんにしーやとか色々アドバイスくれて相談しながらになりますわ。
絵柄には意味があって、タトゥーやったら極端に言えば胸にマンガのキャラクターを入れようが何を入れようが自由であり、洋彫りの彫り師はアホが多いが、(信念持った洋彫り師もいてます)
ヤクザ専門の彫り師は、胸には、この花はアカン、上腕には、この柄は入れたらアカンとか決まりがあるんですわ。
ケッタイな場所に御法度の柄を入れれば彫り師の名が馬鹿にされる。
わかりやすく極端に言えば、新築建ててシャンデリアやソファーがある部屋なのに、下は畳にして下さいと言うようなもんで、身体の部位により、合う合わないの柄がある。
ちなみにヤー公に人気の絵柄は龍が如くに登場するキャラと同様、龍や鯉、般若や閻魔大王、虎や蛇、不動明王や阿修羅、仏教のもの、天女やおかめ、舞鶴、松竹梅関連、桜吹雪、牡丹、牛頭馬頭、他にはむかし話に登場する架空の人物、桃太郎や金太郎、在日のヤクザならば皇帝や関羽や、やはり龍が多い。