私はFF10を全クリアしたんですが、最終的にいまいち話が理解できていません。誰か ...

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質問内容

私はFF10を全クリアしたんですが、最終的にいまいち話が理解できていません。誰か心優しい方、理解力のない私にストーリーを説明していただけないでしょうか?よろしくお願いします!

回答(3)

1000年前、スピラに大きな戦争がありました。
魔法や召喚技を戦力としていたザナルカンドの勢力と、機械文明の力をもっていたベベルの戦力です。
いかにすぐれた魔法の力を持った人たちがいても、圧倒的な機械力に勝てるものではありません。ザナルカンドは敗北することになります。
この最後の場面で、残されたザナルカンドの一般人たちは、みずから「祈り子」となり、永遠の夢の世界を召喚する道を選択します。
彼らの見る「夢」を統合させ、とてつもない「物」を召喚し続ける力をもった人がいました。それが、ユウナレスカ様のお父様ですね。
とてつもない「物」、これが後に本編の主人公が誕生する「夢のザナルカンド」の街です。
彼は、それとは別に、スピラの世界に巨大な災厄を残していきました。「シン」です。
あまりの強さに、戦争末期、ガガゼトをこえようとしたベベル軍すら、ザナルカンドに攻め入ることを不可能とさせた存在です。
たとえ、たおされても、そのたおした者に乗り移って、いつかまた復活する・・・という、災厄。
「シン」は、以後1000年、スピラに発展した地域が出現しようとするたびに、その地を襲撃し、力を見せ付けることになったのです。

戦争には勝利したベベルですが、「シン」の脅威をとりのぞくことはできませんでした。
中央のベベル宮の実力者たちは、過去に自分達の起こした戦争の残したものである「シン」を「人間の罪業」といったものにすりかえ、自らの保身につとめたようです。

すぐれた力を持った召喚師が、ザナルカンドまで旅をし、ユウナレスカ様から究極召喚という特別の技をいただくことができたら、それだけが「シン」をたおすことができるのだ・・・いつか、スピラの人々は、希望のない世界で戦々恐々とすごすだけになっていたのです。
(ただし、究極召喚を使用すると、その召喚師本人は死んでしまうと伝えられていました。また、せっかくたおしても、やがてシンは、復活するものでもありました。)
それでも、過去、何人もの召喚師が自らの命を犠牲にして、つかの間の平和のために、ザナルカンドをめざしていたのです。
スピラにとって恐怖の存在でしかなかった「シン」ですが、その正体は、究極召喚の祈り子となったスピラの人だったものにエボン・ジュ(ユウナレスカ様の父上)が乗り移り、さらにとてつもない量の幻光虫などで形成された物だったのでしょうか?

シンは、時々夢のザナルカンドを訪問していたようです。
10年前、夢のザナルカンドのブリッツ界でスーパースターの名をほしいままにしていた1人の男が、海でこの「シン」に出会いました。
興味をいだいた彼は、シンに接近し、それに触れてしまったのです。
もともと、夢がつくりだした世界である場所、そこに生まれた「夢の中の人物」これが「シン」に触れたことによって、奇跡が発生してしまいます。
彼は、スピラの世界に実体をもって出現することになってしまったのです。

彼は、そこで「シン」をたおすための旅に出ようとしている1人の召喚師と出会うことになります。
突然ほうりだされた知らない世界・・・とりあえず、自由の身にしてもらえることに飛びついた彼は、召喚師とともにザナルカンドへの旅に出ることになります。
召喚師の名前はブラスカ。ユウナさんの父親です。
そして、彼こそは、本編の主人公の父親、ジェクトですね。

なにもわからないままで旅立ったジェクトでしたが、各地を旅するごとに、その世界のことを感じ取り、やがてガガゼトを越えてザナルカンドのユウナレスカ様の元にたどりつきます。
しかし、たのみとしていた「究極召喚」は、同行しているだれかを祈り子にすることによって得られるという、とんでもないものだったのです。

しかも、1人の人間を祈り子として犠牲にし、さらに召喚師本人も命を落とすことになる戦いをしたとしても、やがていずれは、シンは復活する・・・と思われます。
それでもいいのか?

彼らは、それでもいいと判断したのです。
もしかしたら、今度こそ、シンは復活しないかもしれない・・・そんな希望にかけたのです。
同行していたもう1人の若者(アーロン)に、ブラスカは娘(ユウナ)の行く末をたのみ、ジェクトは、帰ることがかなわなかった自分の世界の息子(本編の主人公)のことをたのみ・・・

彼らは、ナギ平原でみごと「シン」に勝利します。
しかし・・・究極召喚を使用したブラスカは死亡。祈り子となったジェクトは、エボン・ジュに乗り移られて、次のシンになることになってしまうわけです。

すべてのからくりを知ってしまったアーロンは、怒りと悲しみ、絶望から、無謀な戦いをユウナレスカに求めます。
そして敗残。
致命傷を受け、それでもナギ平原まで帰ってきた時、かれは旅行公司のリンと出会います。
傷の手当てはしてもらいましたが、死をのがれられないとさとった彼は、公司を出ます。
ここで出会ったのが、ガガゼトを逃げ出してきたキマリ。
ベベルに残された「ユウナ」のことを、見ず知らずの若者にたくして、アーロンは絶命します。
スピラの世界には、どうしても現世に遣り残したことがある者、きわめて強い意志につらぬかれた者が死後、死人としてとどまることがある・・・という言い伝えがあります。
かけがえのない2人の仲間に「子供達」をたくされたアーロンは、この死人としてスピラに残ることになってしまいます。
生きている者には、絶対に行くことができない「夢の世界のザナルカンド」ですが、死人となったアーロンには、行くことができる場所であったようです。

彼は、そこで幼少時の主人公と出会い、彼の母親の死去の後も、ジェクトの頼みを守って、主人公の後見役をつとめることになります。

一方、ガガゼトから逃げ出して先々の希望に迷っていた若き日のキマリは、見知らぬ剣士から遺言でたくされたことを、さしあたりの目的にしようと考えます。
ベベルに赴き、ユウナという幼女をビサイドの島につれていく。そこで彼女の成長を見守っていくことです。

こうして10年の月日が流れます。

ユウナは、父親の遺志をつぐかのように、スピラの平和のために召喚師になろうと考えます。
キマリをはじめ、ビサイドでいっしょに暮らしたワッカ、ルールーなど、だれもがそれに反対するのですが・・・彼女の崇高な意思は変えることができませんでした。
キマリたち3人は、彼女のガードとして、ザナルカンドへの旅に同行しようと考えます。

一方、夢の世界では、ジェクトの息子がブリッツの期待の星として成長しています。
たいせつな試合の日、ザナルカンドを巨大な「物」が襲撃します。
「シン」に触れることで、夢の世界の存在は現実のスピラの世界に実体をともなって出現することになる・・・父親ジェクトは、シンになってしまったわが身を、本当の意味で消滅させるために、我が子をスピラに呼ぼうとしたのかもしれません。

青年は、謎の巨大生物「シン」と、後見人であるはずのアーロンにいざなわれるように、知らない世界に旅立つことになってしまうのです。

かくて、FFXの物語がスタートするわけですが・・・
ゲーム本編で、どのあたりがわかりにくいのでしょうか?