FF7の主人公はクラウドです。金髪のネガティブな少年です。
FF7本編では、クラウドは神羅カンパニーを抜けて反乱組織に加入。彼らと共に神羅と戦ったり、生きていたセフィロスとの因縁に決着をつけるべく追いかける旅に出たりします。
クラウドの記憶は一部欠落しており、さらに性格もキザで皮肉屋、「興味ないね」が口癖のクールな男となっています。彼の謎めいた過去の記憶も物語の重要な鍵を握っています。
クライシスコアは、その過去のエピソードを中心に描いた外伝作品です。FF7本編でもクラウドの記憶復活時に一通り語られた内容ですが、クライシスコアではかつての親友ザックスの視点から再構成されています。FF7本編では「ザックスという親友がいた」とチラッと登場するだけの存在でしたが、こちらではザックスとクラウドの出会いや、共にこなした任務、クラウドの知りえないザックス自身の人間関係や戦いの物語が盛り込まれています。神羅カンパニーというFF7本編では敵だった組織の内側も描かれています。
(FF7本編の過去回想は、英雄セフィロスが豹変したニブルヘイムでの事件が中心)
まあ後付け設定も多く、本編の内容と矛盾するシーンもいくつかありますけどね。ただ、ザックスとクラウドのみならず、本編で活躍した様々なキャラクターの過去が垣間見えるのも魅力の一つです。意外な人物がザックスと深く関わっていたり、性格がガラッと変わってしまっているキャラがいたり。
クライシスコアの内容はほとんどがFF7の存在ありきの外伝なので、こちらだけやっても面白くないかもしれませんね。世界観とか用語説明なども不十分ですし。