ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ111:携帯電話を動かして楽しむ”直感ゲーム”
先日、とある仕事で携帯電話のゲームをプレイしたんですけど、いや〜、携帯アプリってこんなに進化してたんですねえ〜。
ほらちょっとまえだと、ファミコンのゲームに毛が生えたくらいの作品が多かったけど、いまやポリゴンがぐりぐり動くし、さらにグラフィックもキレイになって、見た目にも美しいゲームが増えてきた。
ボクがプレイしたのはドコモの最新機種であるFOMA 904iシリーズのゲーム。ちなみに904iシリーズは、"直感ゲーム"と呼ばれるダイレクトな操作感のゲームが楽しめるのがウリ。
携帯電話を振ったり、傾けたり、またカメラのまえで体を動かしたりと、まさに直感的な動作でゲームを操作することができちゃう。
たとえば、『直感!!コロリンパ』(写真)というゲームは、携帯電話を上下左右に傾けて3Dマップを操作し、"たま"を転がすだけの簡単アクション。携帯電話を手に持ち、右に傾ければ画面内の"たま"は右に転がるし、また左に傾ければ左に転がる。なんか不思議な感覚。
ちなみにこの『直感!!コロリンパ』という携帯アプリは、『コロリンパ』(Wii ハドソン 2006年12月2日 5040円【税込】)の移植作。
また、『直感☆テニス』は、携帯電話のカメラに向かって手を振るだけで遊べる3Dテニスゲーム。手のひらをラケット代わりにして、飛んでくるボールを打ち返すだけととっても簡単。
ほかにも"すくう"動作をすることで金魚すくいが楽しめる『THE金魚すくい』。携帯電話のカメラに向かって体を動かして闘うボクシングゲーム『直感☆ボクシング』など、"直感ゲーム"のタイトル数は現在15種類ほど。
そういえば、まえにこのコラムでも書いたと思うんですけど、十数年まえ、発明家であるドクター中松博士にインタビューする機会があって、「もし博士が発明するとしたら、どんなゲーム機を作りますか?」という質問をしたんですね。それに対して博士は、「コントローラーを使わないゲーム機」と答えたんですけど、当時は「そんなものは作れるハズはない」と思っていたんですよねえ。
でも、実際に"直感ゲーム"は携帯電話のカメラに向かって体を動かすだけで操作できちゃうもんなあ。いやほんと、技術の進化ってスゴイ。さらに将来は、頭のなかで思っただけで操作できるゲームなんてのが出てきたりして。そんなゲームが出来たらいち早くプレイしてみたい!
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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