日本一ソフトウェアは2014年8月7日にPlayStation3及びPlayStationVitaにて
ホラーアドベンチャー「真 流行り神」の発売を予定しております。
「真 流行り神」は「万人が“怖い”と思えるようなホラーゲーム」を開発のテーマにしております。
また、本テーマを実現するために、ゲーム内の細かいところまで徹底的に恐怖を追及しております。
本報では「真 流行り神」のグラフィック、音楽、演出、ルート構成、シナリオといった各項目における“恐怖”に対するこだわりをご紹介いたします。
製品概要
タイトル:真 流行り神
ジャンル:ホラーアドベンチャー
対応機種:PlayStation(R)3 及び PlayStation(R)Vita
発売日:2014年8月7日(予定)
価格(PS3版):
パッケージ版・・・6,800円(税抜)/7,344円(税込)
DL版・・・6,171円(税込)
価格(PSVita版):
パッケージ版・・・5,800円(税抜)/6,264円(税込)
DL版・・・5,143円(税込)
公式サイト:http://hayarigami.com/shin_hayarigami/
権利表記:(C)2014 Nippon Ichi Software, Inc.
CERO:Z
キャラクターデザイン:三村 勇貴(hakus)
シナリオ:キュートロン
ディレクター・音楽:高須 和也
プロデューサー:簗瀬 涼司
予約特典:「流行り神」 サウンドトラック the BEST
【注】ここからの本ニュースの掲載内容には、暴力シーンやグロテスク・猟奇的な表現やスクリーンショットを含まれています。閲覧の際には、十分にご注意ください。
恐怖へのこだわり ~グラフィック~
「真 流行り神」のグラフィックは“イラスト一枚だけでも怖い”と思わせるように作成している。
ラフの段階から、そのイラストの持つ怖い部分が伝わってくる。
【ラフ画】女性の後ろから迫りくる無数の手と黒い靄。
ラフ画の段階から、その緊迫感や禍々しさが伝わってくるように作成している。
【完成版】この世のものならざるナニカ。
完成版では一本一本の腕がはっきりしていることもあり、女性を引きずり込もうとしている明確な意思が感じられる。
【ラフ画】
【彩色段階】
【完成版】
電流を人体に直接流すイベントイラストの行程。
ラフ画の段階では、具体的な情報は少ないものの、この者の悲痛な叫びが恐怖を煽るように描かれている。
「流行り神」特有の雰囲気作り
ゲーム内のイラストには全て、「流行り神」特有の雰囲気を表現するために、イラストとして完成した後に特有の加工をする。
左:イラストとして完成した背景
右:実際のゲーム内の背景
上の背景イラストの場合、壁や床、ドアに微妙な陰影やシミがあるように見える。
こうした小さなこだわりが「真 流行り神」独特の空気感をつくっている。
恐怖へのこだわり ~音~
「流血」、「出血」のSE
「真 流行り神」では“血”にまつわる様々な音に注力している。
ゲーム内には「流血」や「出血」といった“血”に関係するSE(サウンドエフェクト)が40種類以上収録されている。
その他にも「寄生虫が蠢く音」や「人間が人間に噛み付く音」といった特殊なSEも豊富に搭載している。
「環境音」へのこだわり
ゲーム中ではBGM以外の「環境音」についても注力している。
例えば、真夜中の山林で逃亡者を捜索する場面においては、「無線が飛び交う音」や「虫の音」、「鳥の鳴き声」といった様々な音がでており、独特な雰囲気を作り上げている。
恐怖のこだわり ~演出~
主人公の感覚を中心とした演出
プレーヤーは主人公の北條紗希の視点で、次々と起こる事件を追い、恐怖に立ち向かう。
よって、プレーヤーがゲームに入り込めるよう、ゲーム内の演出は紗希の視点、感性を中心としたものが多くなっており、紗希の“恐怖”がプレイヤーの“恐怖”に直結できるように演出が組まれている。
主人公が眠らされ、監禁された部屋で目覚めるシーン。
「定まらない視点」、「結像しない視界」といった状況を背景をぼやけさせることで演出している。
「動き」のある演出
本タイトルはこれまでの「流行り神」シリーズでは少なかった、「動き」による演出を数多くとりいれている。
イベントイラストやカットインイラストを動かすことで、緊張感のある物語が展開される。
腐敗が進んだ3人の死体を暗闇で発見するイベント。
死体のイラストを動かすことで、主人公の動揺や恐怖といった感情を表現しており、それがこちらまで伝わってくるような演出をしている。
恐怖のこだわり ~ルート構成~
あらゆるジャンルの恐怖
“何が怖いか”、“何に対して恐怖を感じるか”というのは人によって異なるため、「真 流行り神」では殺人、悪霊、監禁、洗脳、蟲、等のあらゆるホラージャンル取り入れている。
ブラインドマン編
ブラインドマン編は「人間の怖さ」をテーマとしたルート。
このルートでは「目をくりぬかれた死体」や「狂人の暴走」といった“人間”にまつわる物語が展開される。
悪霊編
悪霊編は文字通り、悪霊の恐怖を描いたストーリー。
もし、悪霊を恐れる心が悪霊を生んだとするならば、簡単に悪霊の存在を否定することはできない、といったある意味「流行り神」らしいルートである。
死臭編
死臭編は猟奇殺人の恐怖を描いたルート。
テキストやイラストも凄惨な内容となっている。
左のイベントイラストの人はまだ、“死んではいない”状態である。
寄生虫編
寄生虫編は生きた人間の体を食らうおぞましい蟲が襲いかかるルート。
主人公紗希の周りの人間が次々と犠牲になるが、どうすることもできず、ただただ逃げ惑うストーリーが展開される。
シナリオ紹介
本報では、狂気に満ちた人間による暴走を描く「生贄編」と拷問による恐怖を味わう「洗脳編」のご紹介をします。
CASE7:監禁
目を覚ますと、携帯も荷物もなくなっている。
部屋の戸を開けると、男がビデオカメラを回しながら見張っていて、紗希を外に出させまいとしている。
状況を切り抜けようと、大声を出すも、別の男がやってきて腹を殴りつける。
さんざん暴行を加えた後、男たちは部屋から出ないように注意して去っていく。
翌朝。紗希は自分が監禁されていると思い至る。
そして、再び睡眠約を飲まされ、眠らされてしまう。
目を覚ますと、紗希は手足を拘束されて仰向けに寝かせられていた。
側では二人の男が、先端のとがった刃物類を研いでいる。
二人は人間を解体するビデオの撮影準備をしていた。
CASE8:拷問
「ぎぃぃいやぁああああああアアアアアアぁッ!」
スイッチを入れるたびに苦痛で呻く。
その唸りが耳の奥にこびりついて気持ち悪い。
胃の中まで握りつぶされるような悪寒。喉の奥までザラつくような感覚。
良心の呵責も凄まじいものがある。
何故こんな……?どうしてこんな……?何故わたしが……?
わかってる、屈したのだ。この痛みに、拷問に。自分がやられたくないから……。
これは……不正でしょう? 何から何まで!
違法行為だ。そう、犯罪。絶対に告発できる。するべき……?
頬が熱い。ぼろぼろと私は涙をこぼしている。
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