社団法人コンピュータエンターテインメント協会は9日、東京ゲームショウ2008特設ステージにて、日本ゲーム大賞年間作品部門の受賞作品を決定し、授賞式を行いました。対象作品は2007年4月から2008年3月までに日本国内で発売された全作品から、年間作品部門優秀賞として11作品が選出されました。さらにその中から『Wii Fit』『モンスターハンターポータブル2nd G』が大賞を受賞しました。また、今年から創設された経済産業大臣賞は任天堂の宮本茂氏が受賞しました。
年間作品部門の大賞に選ばれた『Wii Fit』(任天堂)は、「進化、発展するゲーム機の特性を上手く活用し、ゲームの定義とエンターテイメント性を大きく広げ、ユーザー層を拡大した」ことが評価されました。
同じく対象に選ばれた『モンスターハンターポータブル 2nd G』(カプコン)は、「全国に空前の狩猟ブームを巻き起こした前作をさらに進化させ、多くのユーザからの期待に応え、圧倒的な支持を受けた」ことが評価されました。
他の賞と受賞理由は以下の通りです。
●優秀賞→受賞理由
『スーパーマリオギャラクシー』(任天堂)
Wiiリモコンによる操作やアシストプレイで、アクションゲームが苦手な人でも楽しめる工夫を施し、多くのユーザーから「親子、友達、家族で楽しめた」との声が寄せられた。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』(任天堂)
個性的なキャラクターが、その魅力を損なうことなくひとつのステージに集合した。ネットワーク対戦に多くのユーザーが参加し、圧倒的なボリュームでユーザーに支持された。
『デビルメイクライ4』(カプコン)
PC、Xbox360、PS3の各ハードの特性を活かした、シリーズ史上最も美麗な映像表現と、新主人公ネロの斬新なアクションで、多くのユーザーから支持を集めた。
『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(スクウェア・エニックス)
豊かなストーリー展開とニンテンドーDSならではのゲームシステムで人気作を見事にリメイク。RPGとしての完成度の高さが評価された。
『ポケモン不思議なダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』(任天堂/ポケモン/チュンソフト)
「不思議のダンジョン」シリーズのゲーム性とポケモンの世界観を見事に融合。入るたびに形を変えるダンジョン、そして感動的なストーリーに、子供達だけではなくその親からも「親子で楽しめた」との支持を受けた。
『マリオパーティDS』(任天堂)
ユーザーから「シンプルな操作で友達と、そしてひとりでも楽しめる」との声が多く寄せられた。
『龍が如く 見参!』(セガ)
シリーズのイメージを損なわず、歴史の世界でも「龍が如く」の新しい世界観を表現。ストーリーの重厚感、自由度、グラフィックなど、作品の細部まで見事に作りこまれ、そのエンターテイメント性の高さが評価された。
『レイトン教授と悪魔の箱』(レベルファイブ)
温かみのある高品質アニメーション、そして物語に絡む謎解きパズル、さらには全体を包むミステリアスなストーリーは「まさに映画級」との評価を得た。
『ワールドサッカーウィニングイレブン2008』(KONAMI)
シリーズを重ねるごとに進化する映像表現とゲームシステムに多くのユーザーから驚きと感動の声が寄せられた。スポーツゲームとしての完成度と自由度の高さが評価された。
特別賞(日本ゲーム大賞選考委員による推薦)
『コールオブデューティ4 モダン・ウォーフェア』(アクティビジョン)
光と影、そして戦場の空気をも再現したリアルな質感。Xbox Liveでは最大18人まで同時参戦できるマルチプレイヤーモードを収録。FPSゲームとしてのクオリティの高さが評価された。
ベストセールス賞
『Wii Fit』(任天堂)
対象期間中の販売本数が185万本を記録。今年6月までの全世界での総販売本数は527万本。任天堂宮本氏の受賞の言葉によると「日本での体重計販売の新記録を打ち立てた」とのこと。
グローバル賞(日本作品部門)
『はじめてのWii』(任天堂)
Wiiという新しいハードのプレイスタイルを提案。海外市場において多くのユーザーから高い評価を得た。
グローバル賞(海外作品部門)
『ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック』(アクティビジョン)
ローリング・ストーンズ、エアロスミス、ガンズ・アンド・ローゼス、メタリカ、キッスなど、幅広い年代の名曲を大量に収録。熱狂と臨場感溢れるライブシーンをゲームで完全に再現し、海外ユーザーに支持された。
なお、東京ゲームショウがJAPAN国際コンテンツフェスティバル2008のオフィシャルイベントになったことにより、新たに経済産業大臣賞が創設された。従来の日本ゲーム大賞がゲームタイトルを対象としていたが、経済産業大臣賞はゲーム産業の発展に寄与した人物、団体を対象とする。初の受賞者は任天堂の宮本茂氏となった。
経済産業大臣賞
「宮本茂氏」(任天堂)
進化、発展するゲーム機の特性を上手く活用され、これまでにない斬新な企画で、既存のゲームが持つイメージを一新した。「癒し」「家族のコミュニケーション」「健康」などをテーマとする新たな作品で、ゲームの定義を大きく広げた。こうした功績がゲーム市場の活性化、拡大に貢献した。また、ゲームの持つエンターテイメント性の多様化に大いに貢献した。
経済産業副大臣による表彰のあと、日本ゲーム大賞の司会者、伊集院光氏と宮本氏が「宮本氏の代表的作品を振り替える」トークタイムが開催された。宮本氏の作ったゲームにより、ふだんゲームに興味を持たなかった妻がゲームで遊ぶようになったというエピソードを披露するなど、和やかにゲームの楽しさを紹介した。
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ユーザーコメント
2020-10-24 22:39 投稿 DarkStorm
2009-12-19 10:50 投稿 マリオルイージ兄弟
流石ですね。
2009-12-04 17:10 投稿 魔法使いの男0
2009-04-06 06:29 投稿 アイクX2::yahoo
任天堂はすごいですね
2009-03-10 19:13 投稿 カカカカビィ
やはり任天堂は凄いですね
2009-02-13 17:03 投稿 TRIBEKING
2009-02-11 21:49 投稿 櫻嵐神斬