私はフレイムデストロイヤー派です。
そもそも、超越ウィッチのフィニッシャーはフレイムデストロイヤーやルーンブレードサモナーのみに限りません。
ペンギンウィザード、魔導の力場+サモンスノー、レヴィやエミル、冥府、サタン、パメラ、フラムグラス、ガーディアンゴーレム……もしくはこれらの2,3を併用した形もあります。
しかし、上位陣の使用する超越ウィッチのデッキレシピをみると、それらは全てと言っていいほどフレイムデストロイヤーを採用しています。
ではなぜ、高ランカーがこぞってフレイムデストロイヤーを選ぶのか?
その理由は、一言で言えば「安定性の高さ」にあります。
ルーンブレードサモナーは、もちろん一枚でリーサルまで届かせるポテンシャルがあります。
フレイムデストロイヤーの場合、少なくとも超越とあわせて複数枚手札に揃えて初めてリーサルが見えるため、このように見るとルーンブレードサモナーのほうが安定しているようにも思えます。
しかし、例えば一般に超越ウィッチの平均フィニッシュターンとされる8t目に超越を狙うことを考えた時、ルーンブレードサモナーを使う場合次のような条件が揃っている必要があります。
・4コスト以下の次元の超越
・20/20もしくは相手のライフを一撃で削りきるまで育てたルーンブレードサモナー
これだけでもかなり厳しいことが伝わると思いますが、一回り丁寧に補足すると、上記の条件を揃えるには8t目までに2枚のカードにそれぞれ14回と19回スペルブーストをする必要があるわけです。
魔力の蓄積1枚につき3回分ですから、片方を優先して育てたとしても、魔力の蓄積3枚使っても14と19には届きません。
また、投稿者様の添付された画像を拝見すると、超越を使う前にルーンブレードサモナーを素でプレイされていらっしゃるように見受けられます。
この場面でもし「死の舞踏」や「ジークフリード」が飛んできた場合、次のターンどうされますか?
再びルーンブレードサモナーを引いて、スペルブーストをやり直さねばなりません。
それに比して、例えばフレイムデストロイヤーであれば、仮に後半にデッキトップから引いてきたとしても、超越が1コスト以下まで育っていれば、即時プレイすることができます。
また、ゲーム中盤において低コストまで育ったデストロイヤーを進化して相手フォロワーを撃破する動きによって、ボードに大きなプレッシャーを与えることすらできるのです。
少し冗長になってしまいましたが、以上のようにルーンブレードサモナーは極めて不安定な性能のカードであると言えるため、私はフレイムデストロイヤーを推します。