RPG−7の設計について

RPG−7の設計について
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結構長文なので気長にお読みください。

発射器は、単純に加工された鋼鉄の筒であり、直径40mm、全長953mm、重量7kgである。中央部分は木材に覆われており、兵士を発射時の熱から守るようになっている。尾部はラッパ状に広がっており、発射の際のバックブラストから操作している兵士を守り、反動を相殺させる役割を持っている。一般的に光学照準器が用いられるが、これは開発当時のNATOの戦車の車高を2.7mに仮定して測遠、横方向への移動目標を狙うことができるように照準目盛が設定されており、これに当てはまらない目標に対してはあまり役にたたず、移動目標に対する偏差照準も面倒であるため、本体に固定装備された簡易なアイアン・サイトを使って300m以内から射撃することが好まれる。他、受光型赤外線照準装置や暗視装置も提供されている。また中国製などでは軽機関銃のようにバイポッド(二脚)やキャリングハンドルが追加され、実用性を増している。

重量は2.5kgから4.5kg、長さが70mmから85mmという大型の弾頭本体に誘導装置は無く、移動目標に命中させるには熟練を要する。引き金を引くと、無反動砲式に撃ち出された弾頭は115メートル毎秒の速度に加速、10mの距離で固体ロケットに点火し、500mの距離まで最大295メートル毎秒に加速し、その後は慣性によって飛翔する。前方の小型の安定翼が弾頭の飛翔を安定させるためゆったりした回転を与え、後方の大型の安定翼が弾頭の直進を助ける。確実な命中を求めるためには可能な限り近距離で射撃することが重要である。熟練した兵士なら150m以上、条件次第では300mの距離で命中させることができる。アフガニスタンの兵士は80m以内に接近して射撃することで確実に標的を撃破した。最大射程は時限信管により決定され、900mから1100mの間であるが、一般的には920mである。この機能は中国製では省略されており、自爆せずに失速するまで飛び続ける。ヘリコプターのような目標に対して弾幕を張るために、時限信管を短く設定して発射することもできる。

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