各主人公編解説、評価・前編

各主人公編解説、評価・前編
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※観覧前に注意
・個人的な解釈が多いのでご了承を。
・ネタバレがあります。承知の上ご観覧下さい。
・基本的にはバグを使う場合、使わない場合の双方を考慮した評価です。



主人公解説

レッド

19歳の男性ヒューマン。本名は小此木烈人(おこのぎ れつと)。
ブラッククロスに襲撃されて瀕死になったのをアルカールによってヒーローにされたことで生き延びた。
家族を殺された恨みを晴らすため、ブラッククロスに復讐を誓う。


長所

・主人公特性:ヒーロー
レッド専用のいわば種族のようなもの。
通常時はヒューマンだが、特定の条件を満たすことでヒーローに変身できる。
変身条件とは、戦闘に参加しているメカ以外の他の仲間全員が気絶、石化、睡眠、暗闇、マヒ、バーサーカー、混乱、誘惑いずれかの状態異常になっていること。
メカの仲間は生き物としてカウントされていないのか、条件に関係しない。
ヒーローに変身することで最大HPが+250、STR,QUI,INT,WIL,PSY,CHAが+25、VITが+75になり気絶、精神攻撃耐性が付加されHPが全快する。
そして最大の特徴としてヒーロー技を閃き、使用できるようになる。
ただしヒーローに変身した戦闘ではステータスが成長しないので使いすぎに注意。

・ストーリーがわかりやすい
序盤は自動進行し、中盤後半もやることはある程度示される。
イベントに入れば後は道なり。


短所

・強制イベントが多い
自動進行は長所でもあるが、一度進むと戻ることも寄り道もできないことも。
多少の難所があるので仲間が少なかったり育ってなかったりすると少々きつい。
ただ、アルカイザーがかなり強力なのである程度はゴリ押しが利き、
逆にラストダンジョンでは常時アルカイザー化してしまう上に戻れないため、レッドが育たなくなり極端な話詰む可能性もある。


総評
ストーリーがわかりやすく、アルカイザーが強力すぎるのでよほどのことがなければ問題は起きないだろう。
システムを把握している必要はあるが、比較的初心者向けの主人公と言える。




ブルー

22歳の男性ヒューマン。
生まれながら魔術師となるマジックキングダムの出身。
優れた魔術師となるべく双子の兄弟であるルージュを倒す使命を持つ。


長所

・ストーリーが簡易
他の主人公ではサブイベントである術の資質の習得がブルー編ではメインイベントとなっている。
術以外の専用イベントはほとんど存在しないので自由度が高い。

・専用アイテム:リージョン移動
他の主人公はリージョンを移動する方法がシップに乗る以外になく、必ず町に行かなければならない。
しかし、ブルーは初期から持っている「リージョン移動」というアイテムを使用することで専用画面を開き、既に行ったことのあるリージョンを選択して移動することができる。
主なメリットとして、わざわざ町に戻らずともダンジョン内でアイテムを使っていつでもリージョン移動が可能、
タンザーやディスペアなど一度入るとクリアするまで出られないような場所でも脱出できる。
ただし、そういった場所を一度脱出してしまうと再突入ができなくなり資質の習得ができなくなる
(資質イベントは完了した扱いになるのでストーリーが詰むことはない)。

・主人公特性:相対術資質の同時所持
通常のヒューマンは相対する術(陰⇔陽、印⇔秘)の資質を同時に持つことができない。
しかし、ブルーは相対術を持つルージュと融合することで相対術を同時に所持すると同時に究極の術である命術を唯一取得できるキャラである。
ブルーがルージュを吸収するかその逆かである程度キャラの性質が変わる。

ブルーがルージュを吸収した場合のメリット

・パラメータが二倍になる
ルージュに勝利した時点でのパラメータが倍になる。
なので全パラメータを50まで上げておけば、自動的に全パラメータがカンスト(99)になる。
ヒューマンの強みを半分の労力で得ることが出来る。

・妖術を使える
ファシナトゥールで妖術を買っていると、融合時に残ったままになるため魔術を持ちながら妖術も使える。
ルージュになった場合は上書きされて消えてしまう。

デメリット

・ルージュに勝利しなければならない
ちゃんと育てていればそれほど難しいことではない。
しかし、空術の資質を習得した場合は当然ルージュは時術を使ってくる。
時術で時間触を食らうと石化してLP関係なく負け、オーヴァードライブを使われてもかなり厳しい。
逆に時術を会得すれば勝利することはかなり楽になるが、最大LPが1削れるのは避けることができない。
そもそも時の君に勝利する必要があるため、結局オーヴァードライブとは対峙することになる。
また、妖術を得ようとしている場合は融合するまでは魔術が使えなくなるため、術対術として優秀なサイキックインプリズンも使えなくなりかなり厳しい戦いになる。


ブルーがルージュに吸収された場合のメリット

・最大LPが初期化される
ファシナトゥールで最大LPと引き換えにもらえるアイテムを貰っていた場合、最大LPが1になってしまうがそれが元に戻る。
つまり無条件でもらえると同等ということ。
しかもLP1ならルージュ戦で簡単に「負ける」ことができる。

デメリット

・パラメータの変化が固定
ブルー時の能力が倍になるのではなく、単に術関連のステータスが99になる。
なのでブルーの筋力などを育てていた場合は完全に無駄になる。


短所

・マジックキングダムに入れない
どういったタイミングでも「町として機能している」キングダムには入ることができない。
当然フルドの工房にも入れず、仲間キャラに魔術を覚えさせることもできない。

・ラスボスが強い
おそらく全主人公中最も強いラスボス。
ある方法を使えば簡単に倒すこともできるが、ガチでやるとなると話は別。
融合ブルーもかなり強いが、それでも育て方が悪いと苦労するだろう。


総評
そこまで大きい短所もなく、問答無用で最強ヒューマンであるためそこらの雑魚に手を焼くことはないだろう。
ストーリーもかなり短い上に強制進行イベントが少ないため自由に育てることができる。




アセルス

17歳の女性ヒューマン。
ある日突然馬車に轢かれ死亡する。
しかし、馬車に乗っていた妖魔の君オルロワージュから血を受けて半妖として蘇る。


長所

・主人公特性:半妖
アセルス専用の種族。
通常時はヒューマンだが、取得する妖魔武具を使うことでその戦闘中は妖魔になる。
ヒューマンのまま戦闘を終えればパラメータが成長し、妖魔化すれば妖魔武具にモンスターの憑依が可能になる。
つまりヒューマンと妖魔のいいとこ取り。
気をつけなければならないのは憑依は妖魔化してないとできないということ。
妖魔化するターンでトドメを刺しても憑依させられない。

・開始場所がファシナトゥール
ファシナトゥールから始まるため序盤中の序盤でいきなり強力な武器である幻魔を入手できる。
アセルスの初期パラメータが低め、なおかつ初期イベント中に強い敵と戦うため救済措置なのだろう。
ただ、最大LPが5になるためLP0によるゲームオーバーのリスクが高まる。


短所

・ED分岐の条件
アセルスはマルチEDであり、ED数が最も多い三つ。
マルチEDであること自体はストーリーそのものなので問題はないが、条件に難がある。
アセルスの特定部位の妖魔武具に憑依させたかどうか、ラストダンジョンでフラグを回収するかどうかで変わるというもの。
特に前者のせいでEDを気にするとアセルスの強みである半妖という特徴を自由に活かすことができなくなる。
ちなみに最強を目指そうとすると、「他二種のED条件を満たさなかった場合に発生するED」という、(条件的に)なんとも中途半端なEDで終わる。

・メカが仲間にならない
ほとんどの主人公で仲間になるT260が仲間にならない。
結果的に特殊工作車も仲間にならないため、メカを仲間に加えることができない。
即戦力として優秀なメカが、しかもこの二匹はタイプが優秀なだけにかなりの痛手。

・ストーリーがつまりやすい
開始リージョンであるファシナトゥールから脱出する方法が面倒くさく、何回もフラグを立てなければならない。
しかもその時点であるフラグを立てないと後々に仲間にならなくなるキャラが出てきてしまう。
ファシナトゥール脱出後も特定のフラグを立てると各所でいきなり中ボスとのバトルが発生するようになる。
各所というのはさまざまだが、街中ですら現れるためボスを倒せず育てようとしている場合はいける場所が限られてしまう。
しかもフラグ発生は序盤。パーティが貧弱だとなおさら詰まる。
しかもラスボスも強い部類に入る。など詰まる要素がとにかく多い。

・白薔薇の強制退場
ストーリーの途中で強制イベントが発生し、そのイベントが終わると白薔薇が強制的に
外れてしまい以後復帰することがない。
序盤から仲間になる白薔薇を育てていると急に戦力が減ってしまうため、また別の誰かを育てる必要がある。


総評
ストーリーの難易度やED分岐の条件など、どう考えても初心者向きではない。
マルチEDを気にする場合は自身の特徴すら制限される始末。
できるなら他の主人公を踏んでからプレイすべき。
ただし、とあるバグが存在するため一番最後に回すのは非推奨。
アセルス編でしか仲間にならない妖魔が多いのと、仲間になる妖魔自体が多いので妖魔好きならばオススメ・・・なのだろうか。

結果

参考になれば。