初心者のためのモンスター講座「ディノバルド」

モンハンクロスの看板モンスター「斬竜・ディノバルド」です。

基本的な行動はイビルジョーに似ており、尻尾による攻撃を強化し、ブレスを変更したようなモンスターになっています。

おすすめ武器は片手剣・大剣・太刀
おすすめスタイルはブシドーです。

イビルジョーの様に前方向へのダイナミックな攻撃が多く、尻尾による範囲攻撃も追加されているので、避けきれない場合にガードができると安心です。また、ブシドースタイルではその特性で攻撃を回避しやすく、大技なディノとは相性が良いです。
ただし、イビルジョーよりも各行動が速いので、こちらも攻守の切り替えを素早く行う事が大切になります。

同じダイナミックなイビルジョーと比べ各行動のテンポが速いため、通常行動に関しては上位互換と言えます。


【特徴】

「噛み付き」
前進しながら噛み付き動作を行う攻撃です。前進しながらのためリーチが長く、ティガレックス等より出も動作も速いです。
単発と２連続で行う２パターンがあり、怒り状態になると口から炎が漏れ、炎やられ状態が付加されます。

ディノバルドも3rd以降の新モンスターの例に漏れず、カメラ外に移動する動きを頻繁に取って来ます。ハンターの左右にステップしてから繰り出して来る事も多いので、その出の速さから食らいやすい攻撃です。

薙ぎ払いやブレス等、他の行動は予備動作があり対処できるため、左右に振られてカメラを外された際にはこの行動を想定しておくと事故率が減ります。

「尻尾薙ぎ払い」
体の側面を後方から前方に向けて薙ぎ払って来ます。薙ぎ払う方の後ろ足～顔面まで当り判定があります。
薙ぎ払う方向は左右の２パターンがあり、体を横に捻る予備動作で判別できます。
また、攻撃方法も尻尾を上げて中空を薙ぐパターンと、地面を擦りながら炎を巻き起こす（炎やられ付加）パターンがあります。
ディノの後方にいる場合はお尻から反対側に移動する事で安全に回避できますが、前方にいる場合は中距離まで飛んで来るため当たりやすく、反対側の側面に急いで移動できる距離でない場合はダイブ回避・ガードした方が安全です。

「溜め大回転薙ぎ払い」
尻尾を咥える予備動作の後、右側（ディノから見て左側）から反時計回りに薙ぎ払って来ます。辺り一帯を薙ぎ払う広範囲攻撃で、エリアルでジャンプしていても食らいます。
また、踏み出しながら薙ぐため、遠距離まで届くぐらいの範囲の広さが特徴です。
加えて溜めの動作がやたらと長く、それに対して薙ぎ払う速度は一瞬という、ジャスト回避・回避性能での回避のタイミングが計りづらい嫌な攻撃です。
威力もディノバルドの攻撃の中では一番高く、初期装備では即死クラスのダメージとなります。

回転攻撃ゆえに足元に安全地帯がありますが、ドボルベルグ等よりも狭いため難しい場合があります。
ダイブでの緊急回避で交わすか、下手に納刀すると間に合わない場合もあるためガードした方が安全でしょう。

尻尾を咥える予備動作からおよそ３秒弱で攻撃が飛んで来るので、回避のタイミングとしては尻尾を研ぐ（ギリギリギリ）という研ぎ音が消えた瞬間になります。
ダイブは無敵時間が長いので多少早めでも大丈夫ですが、ジャスト回避・回避性能での前転回避は若干シビアです。
狩技の絶対回避で逃れる手もありますが都合良くゲージが溜まっていない場合もあるため、使用する場合は積極的に殴ってゲージを溜めておき、この攻撃への対処専用としてストックしておくと効果的です。幸い絶対回避のゲージは極小なので溜めやすく助かります。

ダイブでの緊急回避・狩技：絶対回避・武器によるガードを優先し、走って範囲外へ退避・ジャスト回避or回避性能を次善の策とした方が事故が少なく安定します。

「尻尾研ぎ行動」
自分の尻尾を口に咥えて、研ぎ行動を行います。
研がれた後の尻尾は赤熱して威力が上り、炎やられも付属する様になります。

ただ尻尾を研ぐだけの行動ですが、薙ぎ払いの予備動作に似ているため慣れないと警戒してしまいます。
前述の薙ぎ払いは右（ディノから見て左側）から咥えるのに対してこちらは左（ディノから見て右側）から咥えるので、見極めができれば攻撃のチャンスになります。

「尻尾叩き付け」
ハンターに向かって尻尾を叩き付けて来ます。
尻尾の長さ故にリーチが長いですが、直線的な攻撃なので左右の範囲は狭いです。
その場で体を捻って斜めから叩き付ける速いパターン・尻尾を持ち上げて真っ直ぐにオーバーヘッドしてくる遅いパターン・ナルガやジンオウガの様にジャンプして真上から叩き付けるパターンの３種類があります。
怒り時のジャンプ叩き付けは一度目の後、その場で体を捻って２度目の叩きつけを行う連続パターンに変化します。

左右の攻撃範囲が狭いため避けやすく、叩き付け後の隙は攻撃のチャンスになります。

「マグマブレス」
着弾点で火柱を上げるブレス攻撃で、口から炎を漏らしながら顔を回しながら上げる予備動作があります
このブレスは従来モンスターのものより速度が速く、リオレウス等のブレスの倍近い速度で飛んで来ます。
また、地面に着弾するとおおよそ２秒後に火柱が上がり、これに当たってもダメージと炎やられ状態を受けます。
ハンターの方に向いて放つ単発タイプ・連続でハンターの方を向き直しながら放ってくる２連タイプ・その場で右中左の順に連射する３連タイプの３パターンがあります。

また、怒り時にはダッシュして滑りながら単発ブレスを吐き、Ｕターンして停止するパターンが追加されます。

着弾点が爆発する際には火柱と黒い噴煙上がるため、一瞬ですが敵を視認しづらくなる場合があるため事故には注意が必要です。
ブレスそのものよりもこちらのエフェクトの方が厄介です。


【弱点】

有効な属性は「水」、弱点部位は「頭・喉・尻尾（赤熱時）」です。
尻尾は高い位置にあり、通常時は肉質が堅く設定されています。口で研いだり地面を薙ぐと赤熱して赤くなり、肉質が弱点部位並みに柔らかくなります。
また、尻尾の切断は赤熱状態の時でないと出来ないという特徴があります。

怒り時には喉が赤くなり口から炎が漏れ、噛み付き攻撃に炎やられが付加される様になります。また、この部位を攻撃してひるませる事ができれば大きなダウンが取れ、攻撃のチャンスにもなります
また、この時に落し物も落します。

閃光玉・落し穴・シビレ罠・罠肉は通常通り有効です。


【攻略】

ディノバルドの基本行動はイビルジョーに似ているため、交戦経験のある方は慣れやすいと思います。

同じタイプとしてジョーと似つつもそれよりも各行動が速く、ダイナミックな動きを連発してくる嫌な相手です。
ただ、絶え間なく連続行動を取る怒り状態のティガレックスや龍光纏い状態のジンオウガ亜種とは違い、速いながらも各行動に一定のリズムがあるため、行動終わりの隙を付く事は難しくありません。
基本行動だけで言えば行動テンポの速いイビルジョーであり、そこに尻尾での攻撃を織り交ぜる事で新モンスターとしての特徴付けを行っている様です。

ディノバルドの行動は、ブレス・噛み付きの「直線的な攻撃」、尻尾叩き付けの「縦方向へ長い攻撃」、尻尾薙ぎ払いの「横方向に広い攻撃」の３タイプに大別でき、動きがダイナミックな半面、一度その攻撃を繰り出すとフェイントや捻りの無い素直な相手です。
そのため、ブシドーでのジャスト回避・回避性能スキルでの回避に慣れてくると、サクサクと攻撃できる相手になります。その分、４以降の新モンスターに見られるように予備動作が分かりづらい・判別しづらい様になっています。
そういう意味では慣熟するのに多少時間が掛かる相手かも知れません。

基本的な立ち回りとしては出の速い噛み付きに対応するため正面を避け、側面から各種尻尾攻撃を回避しつつ攻撃して行きたい所です。
赤熱時の喉ダウン狙い等で斬り込む場合は、喉元～前足辺りを狙いつつ後方に抜けるのが安全です。ジョーと同じ様に振り向きに合わせて武器出し→後方抜けも有効です。

「尻尾叩き付け」は左右に避けながらヒット＆アウェイを心掛け、その後の噛み付き等の行動の切り替えの速さに対応して行きましょう。
「溜め大回転薙ぎ払い」「尻尾薙ぎ払い」は範囲攻撃なので、回避重視で炎やられを貰わない様にすると展開が楽になります。
「各種ブレス」は他のモンスターと同じで、体の下に潜り込んでしまえば一切当たらないため攻撃のチャンスになります。
ディノバルドは「怒り状態に移行する場合以外にも咆哮（小）を行う頻度が多い」ため、耳栓スキルを活用するか、ジャスト回避・回避性能でいなす事が出来れば殴るチャンスが増えます。
また、「威嚇行動」が他のモンスターに比べて長いため、連続攻撃のチャンスでもあります。ディノバルドに限りませんが、慣れないうちは閃光玉を持ち込んでおき、攻撃のチャンスではなく体制を立て直す時間稼ぎのために使うと狩猟が安定しやすくなります。

乗りはシンプルに「暴れ・咆哮・疲れ」の３パターンだけですが、暴れと疲れがどちらも背中にズームアップする演出で始まるため、一瞬判別しづらい事に気を付けましょう。

尻尾切断は制約がありますが、切断すると攻撃範囲が減少します。厄介な薙ぎ払い攻撃が避けやすくなるため、切断できれば立ち回りが楽になります。