ンドゥバ　波乱万丈　　九

ンドゥバ８１才
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《元風来人の家でインタビュー》
モキチ｢さいきんの　わかい風来人は　もっ
と不思議なのが　いいんだとサ｣
マンザ｢ううむ……あいつら　初級しか行か
ないのになあ｣
さいぞう｢チュンソフ党は　アイテムを　ふや
すとも　いってるけど……｣
マンザ｢ううむ……それも　ぬるい話だよな
あ｣


ンドゥバ８２才
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《シュテン山でインタビュー》
イカダ屋｢はいはい。ンドゥバ党主のおかげ
で　今は　イカダを１０そうにふやして　おお
いそがしです。えっ？　もっと不思議に？うー
ん。これ以上　お客さんが　ふえても　たい
おうできますかねえ。それにシュテン山も
ゴミがふえましたしねえ……｣


ンドゥバ８３才
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《中腹でインタビュー》
かじ屋｢気をつけねえと　ヤケドするぜ！用
事があるなら　むすめにきいてくれ｣
むすめ｢何か用かい？　えっ？ もっと不思
議？ チュンソフ党……？　あ あたい……わ
かんないよう……ウエーン！　とうちゃーん！｣
かじ屋｢てめえ！ ウチのむすめ　いじめた
な！ とっとと　けえりやがれ！｣


ンドゥバ８４才
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《ムチゴロウのインタビュー》
ムチゴロウ｢ぼくは　チュンソフ党を　しじしま
すよ。これからは　もっと不思議じゃないと
ね。お客さんは　イカダ下りだけじゃなく　上
ってるときの　不思議さも　たのしんでるん
です。もののけ王国のためにも　ぜひ　『も
っと不思議に　もっとも不思議に！』してほし
いですよ｣


ンドゥバ８５才
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《行商人のインタビュー》
行商人｢あなた　ラッキーあるネ。いま　ワタ
シの話　タダあるヨ。いつもは　ギタンとる
ね。で　何の話ネ？　何？もと不思議？　もと
も不思議？　ああ　それ　いいあるネ。かんこ
客いぱいいぱい　ワタシ　ギタン　がぽがぽ
ネ。それより　あなた　何買うネ？何　何も
買わない？　それだめネ。さあ　あなた　何買
うネ！｣


ンドゥバ８６才
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もっと不思議にするか？　このままか？　村人
たちの　ぎろんも　深まり　ついに　けっちゃく
を　つけるときが　せまってきました。
つぎのえんぜつ会のあと　じゅうみんとうひ
ょうで　決定です。


ンドゥバ８７才
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《ンドゥバのえんぜつ》
ンドゥバ｢なんども　いいます！　わたしたち
モンスタ党は　これいじょうの　不思議には
はんたいです！　ほどほどの不思議のダンジ
ョンが　わたし……ポ　ポンポコ！ポンポ
コ！｣
たいへんです！
えんぜつのさいちゅうに　ポンポコ病がぶり
かえしました。


ンドゥバべいじゅ
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｢ンドゥバ党首！　ポンポコ病のため　いんた
い！｣
ナタネ村の新聞　ナタネ･ウィークリーに　こ
んな見出しが　おどりました。
そういえば　ンドゥバ族のからだのピークも
ちょうど８８才だとききます。いんたいには
ちょうどよかったのかもしれません


ンドゥバ８９才
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｢さあ！きみも　もっと不思議なシュテン山
で　カノジョとワナにかかろう！｣
ナタネ村のざっし　シュテン･ウォーカーの記
事です。
けっきょく　チュンソフ党のほうしんどおり
シュテン山は　もっと不思議になりました。
そして　おおぜいの風来人が　おとずれるよ
うになったのです。


ンドゥバ９０才
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ンドゥバは　だんだん　からだが弱ってきま
した。
まだ　うごけるうちに　自分の人生を　ふりか
えって　一代記を　書くことにしました。
タイトルは｢わが　人生　千変万化｣