クロイワニイニイ

クロイワニイニイ
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4月終わりから現れ、8月上旬頃まで聞くことができる 沖縄本島では最も普通にいる小型のセミ。日本特産種。沖縄本島では本種がニイニイゼミの勢力を圧倒しているが、奄美大島では逆に本種の方が肩身が狭くなっている観があり、潅木・低木を中心に棲息している。沖縄本島ではリュウキュウマツやカンヒザクラなどに棲息する。ニイニイゼミに似るがサイズが小さい(8割ほど)。一部ニイニイゼミと分布域が重なるが、顕著な大きさの違いで区別は容易。鳴き声はむしろ本土のニイニイゼミに近く(ニイニイゼミの項目参照)、「チ〜〜」と長く引っ張り、尻下がりにピッチ(音程)を次第に下げて急に上げて戻す、を繰り返す典型的なニイニイゼミ属の鳴き方。鳴きはじめや鳴き終わり、あるいは間奏(つなぎ鳴き)には「チッチッチ・・・」と断続音。
腹部を動かして呼吸するなどの性質はニイニイゼミと同様。腹部は硬質。
抜け殻が泥だらけであることは、他のニイニイゼミ属のセミやチョウセンケナガニイニイと同様で、この理由は恐らく乾燥を防ぐためで、尿を使って塗るのではないかと思われるが、詳細は不明。

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