海外版では一作目にあたるファイアーエムブレムとして、チュートリアルの充実から支援会話などのやり込み要素まで充実しています。

はじめての人でも、チュートリアルの通りに進めれば一通りは操作を覚えられるようになっています。
また最初のリン編では死傷者を出しても志望扱いにならず、後のエリウッド編に再登場するので、システムに慣れないビギナーの方でも順応していくことができると思います。

WiiU版の最大の特徴でもある「まるごと保存」システム。
これにより、遊び方の幅も広がりました。

初心者の方は、失敗してしまったときに直前からやり直すことができ、最初からやり直してクリアできずに投げてしまった…何てことも回避できるようになっています。
乱数調整でユニットを強化することもこの上なく容易くなりました。こちらは物好きな方や縛りプレイの時に役立つかもしれません。


勿論、これらの救済システムは使わなくても進めることができます。
歴戦のMブレマーの皆さんからすれば、ぬるま湯よりもぬるいシステムに思えるでしょうが、この作品のヘクトル編ハードは話にも上がるほど難しさは有名で、古参の愛好家の方も楽しめるような幅になっていると思います。
評価システムもあるので、ヘクハーSを狙うのは中々の難度を誇るのではないでしょうか。


個人的には、トラキア776に似たキャラクターグラフィックが好きです。


通信機能が使えないのは少し残念ですが、覚醒からファイアーエムブレムを始めた人も、過去の作品を触れてみるつもりでプレイすることをおすすめします。

GBA版のものは管理も大変で少々お値も張るので、702円というお手頃な価格で変えるのも良いところではないでしょうか。